別世界の僕と、別世界へ旅立った彼女のために

婚約者は、“未来の僕”に命を救われたらしい。
自分のものではない手柄に後ろめたさを抱えながら、それでも僕は彼女を愛していた。

そんなある日、同じ研究室の彼女が言った。
「過去を変えたいことがある」

時間理論を研究する僕たちは、やがて過去へ向かう方法を完成させる。
そして彼女は、一人で旅立った。

——戻れないと、知りながら。

残された僕は、この世界で生きていく。
彼女のいない未来で。


※別作品:「午後2時には 雨が降る」と同名のキャラが出ます
https://www.alphapolis.co.jp/novel/232704085/239017462
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