白鷺の子は、死者の声を聴く
死者の声を聞く力を持つ高校生・白鷺春。
ある夜、見知らぬ森から白い空間へと迷い込み、
亡き両親に「白鷺一族の選定者」と告げられる。
何もわからないまま、春の日常は静かに揺らぎ始める。
やがて出会う、人間離れした美貌の青年――黒鷺蓮
春に鋭い怒りの瞳を向け、憎悪の感情をぶつけてくる。
死者と関り、死者の願いを叶えようとする春に蓮が告げる。
「死者と生者はどうしたって交われない。
――交わるべきじゃないんだ」
「でも、僕のこの力なら、彼方の願いを叶えることができる」
交わるはずのなかった蓮と春。二人の想いは、
やがて禁忌の境界を越えていく――。
これは、異能を宿した少年と、宿命を背負う青年の物語。
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