「殿下、人違いです」どうぞヒロインのところへ行って下さい

 私が転生したのは、乙女ゲームを元にした人気のライトノベルの世界でした。
 しかも、定番の悪役令嬢。
いえ、別にざまあされるヒロインにはなりたくないですし、婚約者のいる相手にすり寄るビッチなヒロインにもなりたくないです。
 ですから婚約者の王子様。
私はいつでも婚約破棄を受け入れますので、どうぞヒロインのところに行って下さい。
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