弱者が悪を目指した黙示録

※本作は過去に公開していた作品「弱者が悪を目指した黙示録」の全面改稿版です。
ストーリー・設定・文章を大幅に書き直しています。

「ねえ、ジル。終わりにしましょう」

三度目の人生の終わり。

桃色の髪の少女ミーリャと共に、
ジル・デラニアスはその命を閉じた。

――そして物語は、再び始まる。

魔物に襲われた村。
家族を失った少年。

そして、彼の家族を殺したのは
“正義”を掲げる聖騎士団だった。

「正義に取り零された命は、誰が救うんだろう」

その疑問に答えはない。

だから少年は決めた。

正義に救われない命を救うため、
自分が“悪役”になることを。

これは――

正義と悪の狭間で繰り返される、
ひとつの命の物語。
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