魔女の国

 或る豊かな国の王は、どの家臣よりも魔女を信頼していました。
 故に、この国は汚れた魔女の国、国王は魔女の傀儡と揶揄されていました。
 家臣に、民に何を言われようと、国王は魔女の助言に従いました。

 国王は魔女を愛していました。
 魔女も心の中では国王を愛していました。
 いつまでも、その愛と豊かさが続くはずでした。

 けれど、その地は国ではなくなりました。
 道を違えたのは、国王か、家臣か。それとも魔女自身か。
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