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男たちの作戦。※ダルム視点
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ニセディアーナは俺を警戒している。だから神殿に連れてくるのはウキナムに任せることにした。
とはいえ異母妹の方は籠絡したが、肝心のニセディアーナはウキナムにも警戒している様子があるという。そこでデイツ家のツモンデレンにも協力を仰ぐことにする。
「本当に大丈夫か? ツモンデレンとニセディアーナは上手くいっていると聞いている。ニセディアーナの味方をするのではないか?」
「ツモンデレンは真面目ですから。婚約者を蔑ろにはしないでしょう。けれど本心は怒りであふれているんじゃないですかね?」
王城では誰の目があるか分からない。ツモンデレンと接触したことを周囲に悟らせないためには、外の方が良いだろうと町に下りてきた。
個室のある料理店に入り、ツモンデレンを待つ。
「お待たせしてしまい申し訳ありません」
ツモンデレンが店の従業員に案内されて部屋に入ってきた。
その従業員にウキナムが声を掛け、いったん下がらせる。恐縮するツモンデレンを席に着かせたところで料理が運ばれてきた。
「……」
俺とツモンデレンは無言になる。
「珍味ポポテプの姿煮です。二人とも、パイやキッシュに入れたのしか食べたことないでしょう? これは姿煮が一番美味いんですよ。丸焼きもいけますけどね」
王城で何度か食していたし、俺の好物でもあった。
どのような生き物なのか調べようとしたことはあったが、その姿を描いた書物はなく、使用人に聞いても答えてはもらえなかった。
「このような個性的な姿をしていたのですね」
ツモンデレンが銀色のモノクルを押し上げた。レンズの奥の表情は硬い。
気持ちは分かる。俺もこんな姿をしているとは思わなかった。海老に似ていると聞いていたが、海老の目はこんなに大量にあっただろうか。
「本当は子持ちの方が美味しいんですけどね。刺激が強いかと思って雄を頼んでおきました」
思わずウキナムを二度見した。これ以上に酷い姿をしているのか? ツモンデレンも愕然とした表情でウキナムを凝視している。
さて、ポポテプは置いておいて、話を進めよう。
「ツモンデレン殿、正直に答えてほしい。ケセディアーナ・ボボイル嬢をどのように思っている?」
まずは確認だ。彼が悪しき精霊に想いを寄せているのならば、このまま帰ってもらわなければならない。
悩む様子を見せたツモンデレンに、ウキナムが真面目な顔で頷いた。
「殿下のお耳には入っておられるのでしょうから、正直に答えます。僕には幼い頃から心に決めた女性がいたのです。もちろん婚約者ができた以上、彼女のことは忘れようと努めていますし、ケセディアーナ様のことは大切にしているつもりです」
食事の手を止めて膝の上で拳を握りしめるツモンデレンの表情は真剣だ。
「では、ケセディアーナ嬢との婚約を白紙に戻してほしいと言ったら?」
ぴくりと、彼の体が反応する。
「ケセディアーナが本当は君との婚約を望んでいないとしたら?」
「それは」
ツモンデレンの言葉が詰まった。ニセディアーナのツモンデレンに対する態度を考えれば、俺の言葉など一笑に伏すだろう。
それなのに否定しなかったところを見ると、ウキナムの情報通り思うところがあるようだ。
「だとしても、すでに婚約しております。これは家同士の契約であり、白紙に戻すかは家長が決めること。私の一存ではどうにもなりません」
己の感情よりも貴族としての義務を選ぶか。貴族の鑑だな。そして部下に置けば信頼できそうだ。
玉座に就くのならば手に入れておくのもよいだろう。
とはいえこのままでは話が進みそうにない。
ウキナムに目を向けると、苦笑しながら肩を竦めた。
無理矢理ニセディアーナを神殿に連れていく方法もあるが、なるべく穏便に済ませたい。
「これから話すことは他言無用だ。宰相である君の祖父を含めた親族にさえな。誓えるか?」
「御意」
しばしの沈黙の後、ツモンデレンは承知した。
聞き耳を立てている者がいないか見張るため、ウキナムが戸口に立つ。一つ頷いたのを見て、俺は話しだした。
ボボイル公爵家が悪しき精霊の封印を護り続けていること。そして何らかの理由で悪しき精霊の力が解放され、ケセディアーナの肉体が乗っ取られてしまったことを。
「以上だ。さて、君は私に協力するか? それとも異世界の魂に操られているケセディアーナとの婚約を継続するか?」
青ざめた顔で悩む様子を見せていたツモンデレンが顔を上げる。
「お話を伺って腑に落ちました。会ったこともないのに突然押しかけてきて、婚約を望まれたこと。家族以外は知らないはずの私の体質を知っていたこと。そして理解できない言葉、未来を予言するような発言。異世界の者だと聞けば納得できます」
ツモンデレンは協力を申し出てくれた。
俺との密会は人目に付く危険があるため、連絡はウキナムを通して行うという段取りも付ける。
そして、決行の日が来た。
俺は神官の装いをして、四人が来るのを神殿で待つ。手筈通りにボボイル姉妹を連れてきたウキナムとツモンデレンは、俺を見て頷いた。
ここに来るまでの間に、ウキナムにはモモリーヌからアンバーを取り戻させている。
ツモンデレンはもニセディアーナにザドキール様が宿る石を身に付けさせるよう命じた。石はあらかじめ人形の中から取り出し、ネックレスに加工しておいた。
四人を伴って神殿の奥へと入る。中庭を見て駆け出そうとするモモリーヌをウキナムが押しとめる。
ここまで来て邪魔をされては堪らない。
いざとなればディーの体を担いで泉に運ぶ予定だが、悪しき精霊と異世界の魂が何をするか予想がつかない以上、穏便に事を運びたい。
「ここから先には、清らかな乙女しか踏み入ることは許されません。あの泉の水を汲み愛する者と飲み交わすと、生涯心が通じ合うそうですよ。如何ですか? ケセディアーナ様」
そんな伝承はないが、ニセディアーナはこういった話に飛びついてくるだろうというのがウキナムの見立てだった。
懐から取り出した銀の杯を差し出すと、予定通りニセディアーナは目を輝かせて身を乗り出してきた。
「ツモン様と?! 欲しいです!」
「お願いできますか? ケセディアーナ様」
「はい! 必ず取ってきます! 待っていてくださいね!」
台本通りにツモンデレンがもう一押しすると、ニセディアーナは興奮して騒ぎ出した。
ディーの姿で品のない振る舞いをするニセディアーナ。舌打ちをしそうになるのを必死に抑える。同じ体だと言うのに、ディーとはどう見ても別人だ。
「庭園に入ったら、泉に辿り着くまで視線を逸らしてはいけませんよ? この庭園は迷いの呪いが掛かっていて、幻覚を見せて泉の場所が分からなくなってしまうことがあるそうですから」
「分かりました! 行ってきます!」
そんな呪いなどないのに、ニセディアーナは信じ切って泉へと向かっていく。ある程度奥へ行ったところで、俺も足音を殺して泉に向かう。
モモリーヌが声を上げようとしていたが、ウキナムが拘束して口を塞いでいるため身動きできずにいる。
泉に辿り着いたニセディアーナは膝を折り、盃に水を汲もうと手を伸ばした。その背中を、とんっと押す。
上手い具合に落ちた。事前に渡されていたアンバーも泉に投げ込む。
「ダルムニドルの名に於いて、我に祝福を与えしジブリエール様、そしてケセディアーナ・ボボイルに祝福を与えしザドキール様に助力を請う。ケセディアーナ・ボボイルの体に憑りつきし異端の魂と、悪しき精霊オーマを祓い給え」
祝福を得た時と同様に、泉の水が輝きを放つ。
溺れているニセディアーナを冷めた目で眺めていると、突然彼女の表情が変わった。
「ディー!」
すぐに分かった。ディーが戻ってきたと。泉に飛び込むと、ディーを抱えて芝生の上に上がった。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫」
「そうか」
ようやく取り戻した。
「ダルム?」
「ああ」
「私が見えるの?」
「当然だ」
手を伸ばしてディーの頬に触れる。くしゃりと潰れたディーの瞳から、涙がこぼれ落ちた。
体を乗っ取られて、どれほど恐ろしかっただろう。どれほど心細かっただろう。
「ダルム、私」
「ああ」
「悪しき精霊が」
「ああ」
次々と零れ落ちる涙を見ていると、耐え切れなくなって抱きしめていた。
「大丈夫だ。もう異端の魂も、悪しき精霊も払った。よく頑張ったな」
愛しさが込み上げてくる。こんなに愛しい存在だったろうか。彼女をもう、失いたくなどない。
<了>
最後までお読みいただきありがとうございました。
とはいえ異母妹の方は籠絡したが、肝心のニセディアーナはウキナムにも警戒している様子があるという。そこでデイツ家のツモンデレンにも協力を仰ぐことにする。
「本当に大丈夫か? ツモンデレンとニセディアーナは上手くいっていると聞いている。ニセディアーナの味方をするのではないか?」
「ツモンデレンは真面目ですから。婚約者を蔑ろにはしないでしょう。けれど本心は怒りであふれているんじゃないですかね?」
王城では誰の目があるか分からない。ツモンデレンと接触したことを周囲に悟らせないためには、外の方が良いだろうと町に下りてきた。
個室のある料理店に入り、ツモンデレンを待つ。
「お待たせしてしまい申し訳ありません」
ツモンデレンが店の従業員に案内されて部屋に入ってきた。
その従業員にウキナムが声を掛け、いったん下がらせる。恐縮するツモンデレンを席に着かせたところで料理が運ばれてきた。
「……」
俺とツモンデレンは無言になる。
「珍味ポポテプの姿煮です。二人とも、パイやキッシュに入れたのしか食べたことないでしょう? これは姿煮が一番美味いんですよ。丸焼きもいけますけどね」
王城で何度か食していたし、俺の好物でもあった。
どのような生き物なのか調べようとしたことはあったが、その姿を描いた書物はなく、使用人に聞いても答えてはもらえなかった。
「このような個性的な姿をしていたのですね」
ツモンデレンが銀色のモノクルを押し上げた。レンズの奥の表情は硬い。
気持ちは分かる。俺もこんな姿をしているとは思わなかった。海老に似ていると聞いていたが、海老の目はこんなに大量にあっただろうか。
「本当は子持ちの方が美味しいんですけどね。刺激が強いかと思って雄を頼んでおきました」
思わずウキナムを二度見した。これ以上に酷い姿をしているのか? ツモンデレンも愕然とした表情でウキナムを凝視している。
さて、ポポテプは置いておいて、話を進めよう。
「ツモンデレン殿、正直に答えてほしい。ケセディアーナ・ボボイル嬢をどのように思っている?」
まずは確認だ。彼が悪しき精霊に想いを寄せているのならば、このまま帰ってもらわなければならない。
悩む様子を見せたツモンデレンに、ウキナムが真面目な顔で頷いた。
「殿下のお耳には入っておられるのでしょうから、正直に答えます。僕には幼い頃から心に決めた女性がいたのです。もちろん婚約者ができた以上、彼女のことは忘れようと努めていますし、ケセディアーナ様のことは大切にしているつもりです」
食事の手を止めて膝の上で拳を握りしめるツモンデレンの表情は真剣だ。
「では、ケセディアーナ嬢との婚約を白紙に戻してほしいと言ったら?」
ぴくりと、彼の体が反応する。
「ケセディアーナが本当は君との婚約を望んでいないとしたら?」
「それは」
ツモンデレンの言葉が詰まった。ニセディアーナのツモンデレンに対する態度を考えれば、俺の言葉など一笑に伏すだろう。
それなのに否定しなかったところを見ると、ウキナムの情報通り思うところがあるようだ。
「だとしても、すでに婚約しております。これは家同士の契約であり、白紙に戻すかは家長が決めること。私の一存ではどうにもなりません」
己の感情よりも貴族としての義務を選ぶか。貴族の鑑だな。そして部下に置けば信頼できそうだ。
玉座に就くのならば手に入れておくのもよいだろう。
とはいえこのままでは話が進みそうにない。
ウキナムに目を向けると、苦笑しながら肩を竦めた。
無理矢理ニセディアーナを神殿に連れていく方法もあるが、なるべく穏便に済ませたい。
「これから話すことは他言無用だ。宰相である君の祖父を含めた親族にさえな。誓えるか?」
「御意」
しばしの沈黙の後、ツモンデレンは承知した。
聞き耳を立てている者がいないか見張るため、ウキナムが戸口に立つ。一つ頷いたのを見て、俺は話しだした。
ボボイル公爵家が悪しき精霊の封印を護り続けていること。そして何らかの理由で悪しき精霊の力が解放され、ケセディアーナの肉体が乗っ取られてしまったことを。
「以上だ。さて、君は私に協力するか? それとも異世界の魂に操られているケセディアーナとの婚約を継続するか?」
青ざめた顔で悩む様子を見せていたツモンデレンが顔を上げる。
「お話を伺って腑に落ちました。会ったこともないのに突然押しかけてきて、婚約を望まれたこと。家族以外は知らないはずの私の体質を知っていたこと。そして理解できない言葉、未来を予言するような発言。異世界の者だと聞けば納得できます」
ツモンデレンは協力を申し出てくれた。
俺との密会は人目に付く危険があるため、連絡はウキナムを通して行うという段取りも付ける。
そして、決行の日が来た。
俺は神官の装いをして、四人が来るのを神殿で待つ。手筈通りにボボイル姉妹を連れてきたウキナムとツモンデレンは、俺を見て頷いた。
ここに来るまでの間に、ウキナムにはモモリーヌからアンバーを取り戻させている。
ツモンデレンはもニセディアーナにザドキール様が宿る石を身に付けさせるよう命じた。石はあらかじめ人形の中から取り出し、ネックレスに加工しておいた。
四人を伴って神殿の奥へと入る。中庭を見て駆け出そうとするモモリーヌをウキナムが押しとめる。
ここまで来て邪魔をされては堪らない。
いざとなればディーの体を担いで泉に運ぶ予定だが、悪しき精霊と異世界の魂が何をするか予想がつかない以上、穏便に事を運びたい。
「ここから先には、清らかな乙女しか踏み入ることは許されません。あの泉の水を汲み愛する者と飲み交わすと、生涯心が通じ合うそうですよ。如何ですか? ケセディアーナ様」
そんな伝承はないが、ニセディアーナはこういった話に飛びついてくるだろうというのがウキナムの見立てだった。
懐から取り出した銀の杯を差し出すと、予定通りニセディアーナは目を輝かせて身を乗り出してきた。
「ツモン様と?! 欲しいです!」
「お願いできますか? ケセディアーナ様」
「はい! 必ず取ってきます! 待っていてくださいね!」
台本通りにツモンデレンがもう一押しすると、ニセディアーナは興奮して騒ぎ出した。
ディーの姿で品のない振る舞いをするニセディアーナ。舌打ちをしそうになるのを必死に抑える。同じ体だと言うのに、ディーとはどう見ても別人だ。
「庭園に入ったら、泉に辿り着くまで視線を逸らしてはいけませんよ? この庭園は迷いの呪いが掛かっていて、幻覚を見せて泉の場所が分からなくなってしまうことがあるそうですから」
「分かりました! 行ってきます!」
そんな呪いなどないのに、ニセディアーナは信じ切って泉へと向かっていく。ある程度奥へ行ったところで、俺も足音を殺して泉に向かう。
モモリーヌが声を上げようとしていたが、ウキナムが拘束して口を塞いでいるため身動きできずにいる。
泉に辿り着いたニセディアーナは膝を折り、盃に水を汲もうと手を伸ばした。その背中を、とんっと押す。
上手い具合に落ちた。事前に渡されていたアンバーも泉に投げ込む。
「ダルムニドルの名に於いて、我に祝福を与えしジブリエール様、そしてケセディアーナ・ボボイルに祝福を与えしザドキール様に助力を請う。ケセディアーナ・ボボイルの体に憑りつきし異端の魂と、悪しき精霊オーマを祓い給え」
祝福を得た時と同様に、泉の水が輝きを放つ。
溺れているニセディアーナを冷めた目で眺めていると、突然彼女の表情が変わった。
「ディー!」
すぐに分かった。ディーが戻ってきたと。泉に飛び込むと、ディーを抱えて芝生の上に上がった。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫」
「そうか」
ようやく取り戻した。
「ダルム?」
「ああ」
「私が見えるの?」
「当然だ」
手を伸ばしてディーの頬に触れる。くしゃりと潰れたディーの瞳から、涙がこぼれ落ちた。
体を乗っ取られて、どれほど恐ろしかっただろう。どれほど心細かっただろう。
「ダルム、私」
「ああ」
「悪しき精霊が」
「ああ」
次々と零れ落ちる涙を見ていると、耐え切れなくなって抱きしめていた。
「大丈夫だ。もう異端の魂も、悪しき精霊も払った。よく頑張ったな」
愛しさが込み上げてくる。こんなに愛しい存在だったろうか。彼女をもう、失いたくなどない。
<了>
最後までお読みいただきありがとうございました。
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みんなの感想(10件)
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ダルム様とツモン様、食べたのかな? 偉大なるポポ~ どっかの悪人が作った詩が浮かぶ(笑)
感想ありがとうございます。
真面目な二人なので、ウキナムに言われて恐る恐る一口は……。
ポポテプ信者は熱狂的ですからね(笑)
うむ。(*-ω-)
よく頑張りました(^ω^)
ウキナム優秀。主を弄って遊ぶ癖が玉に瑕ですけど、完璧過ぎるより遥かに良いですね。
ツンデレ…げふん。ツモンデレンは完全にとばっちりでしたが、ダルムの見る通り、配下としては信頼出来る、これまた優秀な人財。
ダルムならば、曲がることも傲ることも無く、国を富ませ、豊かにしていくでしょう(^ω^)
つくづく、愚弟が王にならんで良かった。
中の人、カルマが増えたとの事。
まあ、致し方ない。
でも、敢えて言うなら一つだけ良いこともしました。
それはケセディアーナの命を救った事。
轢殺ブルドーザーよろしく突っ走り、義妹に媚を売りまくる性格変換が無かったら、いずれ『病死』させられていた可能性は否定出来ませんでした。あるいは、決定的に精神を病んだかも。
それを回避して、栄養状態を改善出来たのは中の人のファインプレイかもしれません。
反省は必要ですがね。
ポポテプの子持ちメス姿煮を見たら、流石に二度と食べたくなくなるかもねwww
感想ありがとうございます。
ダルムが真面目なのでよい息抜きになっているのではないかと。ウキナムもわざとの所もありますからね。
ツモンは巻き込まれましたね。結果オーライです。
良い国になっていくと思います。
死後うろうろするのはよくないですからね。
ケセディアーナは本来の未来でもダルムが動いたので、いずれ救われる予定ではありました。
子持ちは危険です……。
ハッピーエンド(*´ω`*)
精霊の加護を受けて、良い国を作りましょう。
さてダルムが王太子になり、やがて王になる。と、いう事は愚弟はめでたく落選しましたか。
まあ、当然と言えば当然。
正妃腹で、王族として認められる者しか立ち入れない王城の奥向きを自由に歩き、次期王として振る舞える程の権勢を誇っていようとも、取り巻き貴族の言葉を鵜呑みにし、兄を貶める言葉を吐く事で自分を価値ある存在と嘯く。そして自己憐憫に終始するあまり、それが己の母を憐れむ傲慢さに通じる事にすら気付かない。
真摯に人の言葉に耳を傾けた事すら無いのでしょうね。
愚かなり、愚かなり。
更正…というか、かなりな人格矯正が必要なので、後腐れ無く消えてくれませんかねぇ。
まあ、主を煩わせるしか無い存在を、さっくり処理する有能な配はいますしね。
公爵家の使用人共、どこまで処分されましたかねぇ。
出来れば全員きっちり鉱山奴隷にでもしてやりたいです。
感想ありがとうございます。
ハッピーエンドです。
弟は祝福も頂けませんでした。
ある意味王子らしい王子、周囲に恵まれなかったかわいそうな方でもありますな。
後年になってでも気付き、真っ当な貴族として生きて頂きたいものです。
たぶん、ウキナムが遠慮容赦なく主夫妻に近付けない所に飛ばしたんだと思います。
実は現王太子(父)も貰っていないので、ダルムは一足飛びだったりします。
使用人は主の命令には逆らえない部分がありますからね。
とはいえ次の職に就くのは難しいでしょうな。
率先して行動していた人は……ウキナムが優しいと良いですね。