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339 嬉しいこと楽しいことがいっぱい
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お仕置きができるっていうのは何となく分かったルリ達。でもいまいち分かっていないところもあって、お仕置きしても良いのに、みんなあんまり喜んでいません。
それを見ていたスノーラがこれわダメだって、みんなに分かるように、もう少し簡単に説明してくれました。
それでようやく、しっかりと理解したルリ達。その後はもう大盛り上がり。どんなお仕置きしてもらうか。もちろんこの前のジャガルド達を運んできた、あの半透明ボールジャンプお仕置きはしてもらうけど、他にも色々してもらおうって、みんなとってもニコニコだよ。
そんなルリ達を見ていたお父さん達とジュエイムソンさんは、ちょっと苦笑いをしていました。ジュエイムソンさんは、こんなに盛り上がるなんて思っていなかったとも。みんなずっと、お仕置きできるか心配していたもんね。
その後も話しは続いて、お仕置き以外のことが色々決まりました。これから馬車をどこに運んで、どこからジャガルド達を馬車に乗せるか。ほら、大丈夫だとは思うけど、馬車に乗るまでに何かあったらダメだからね。
それに住民達がジャガルド達が運ばれるのを見に来て、集まりすぎて道が塞がっちゃったら? そしてその中に、ジャガルドを助けようとする人達がいたら?
もちろんこれもドラゴンお父さんや、特別な馬車のおかげで大丈夫なはずだけど。その悪い人達のせいで、住民に怪我人が出るといけなし、人質に取られて交渉に使われたら大変。
結局ジャガルドの運び方の話し合いと準備を、明日と明後日でやる事に。だからすぐにお仕置きじゃなくて、明後日にお仕置きを見られる事になりました。
それでね、スノーラは始め、明後日のお仕置きって聞いて、ルリ達が早くって言うかと思ったみたいなんだけど。でもルリ達もちょうど良いって。何でかって言うと、どんなお仕置きをしてもらうか、これから考えないといけないからだって。
「くくく。はぁ、本当に楽しみにしていたんだな。陛下がお許しくださって良かった。このままお仕置きなしだったら、俺はこのチビ達に襲われてただろうな」
「みんな被害者だからな。さて、これからの事について話しを…」
僕達は自分の部屋で、そしてお父さん達はお父さんの仕事の部屋で、それぞれ話し合いをしようと、お家に入ろうとした時でした。スレイブさんが訪ねてきました。僕とルリ達に用事だって。だからその場で話しを聞くことに。
でもルリ達は最初、ほとんどスレイブさんの話しを聞いていなかったと思ったよ。だって話しを聞いているようで、お仕置きの話しをやめていなかっただもん。
「一応は確認も終わっていて、もう大人は入れるようになっているんですが。も少しすれば子供もいつものようの入れるようになるかと。それで今まで色々大変な事がありすぎたので、レン君達に少しでも楽しんでもらえればと。……まぁ、今も別の事で楽しそうですが」
「ああ、そっちは気にしないでくれ。それとそっちの事だが、そういえばそろそろだったな。また面倒かけると思うが頼む」
「はい」
え? 何々? 楽しいこと?
「レン君に、ルリ、アイス。新しい仲間も一緒に、また洞窟探検に行きませんか?」
おお!! スレイブさんと洞窟探検!! この前の洞窟探検、とっても楽しかったもんね。それにスレイブさんに、苔を取るヘラも貰ったし。あれからまだ1回も洞窟探検に行けていないもん。
『探検!?』
『洞窟!?』
『わぁ、2回目の洞窟探検だね!!』
『何々? 洞窟探検だって?』
『洞窟……、僕達時々洞窟で暮らしてた』
お仕置きの話しをし続けていたルリ達が、一斉にスレイブさんの周りに集まりました。
「おや、ちゃんと話しを聞いていたんですね」
ね、ちゃんと話し聞いてたんだね。お仕置きの話しで聞いてないと思ったのに。
『洞窟探検って何するの?』
ブローとフーリが聞いてきて、ルリ達が洞窟探検について、鼻息荒く説明を始めました。それで話しを聞いたブロー達は、面白いそうって。
それからブロー達は洞窟に住んでいたでしょう? だから洞窟に詳しいけど。僕達がしたような冒険はしたことないから楽しみだって。生活に必要なこと以外、何もしていなかったみたいだよ。
「では、みなさんお仕置きが終わって、ジャガルド達が無事にこの街から運ばれたら、時間を合わせて洞窟探検に行きましょう。そうですね、ブローとフーリにもヘラを用意しておきますね」
『本当!? やったねフーリ!!』
『うん!!』
ジャガルド達のお仕置きに、洞窟探検まで決まって、ルリ達はさらに大盛り上がり。一気に楽しみなことが決まりました。ヘラは綺麗のして、スノーラにしまっておいてもらったど、行く前にちゃんとチェックしなくちゃ。
みんなでスレイブさんに、よろしくお願いしますをしました。
「怪我をしないように楽しみましょうね。では私はこれで。…と、あの話をしないと。ローレンス様、1つお願いがあるのですが」
「何だ?」
「すみませんが、少しの間バディーをお借りしてもよろしいでしょうか?」
「バディーを? 別にかまわないが。バディーも良いか?」
『ああ』
「ではバディーがいい時に、私の所へ来てもらっても良いですか?」
『ああ。まぁ、大体予想はできているが』
こうしてバディーに何かをお願いしたスレイブさんは帰っていきました。バディーに用事って何だろうね。
ちょっと気になったけど、部屋に戻って僕達はお仕置きと洞窟探検の話しを。お父さん達もこれからの話しをしに仕事の部屋へ。
『ねぇ、それでお仕置きだけどさ』
『あ、そのお仕置き良いかも。それでさ、洞窟探検の方だけど…』
『いつも思うのだが』
『何だ?』
『小さな者というのか、これくらいの子供達というのか、なぜこんなことができるのかと思う』
『こんなこと?』
『今回は2つのことだが。色々な話しをいっぺんにするだろう? よくそれで話しができると思ってな』
『ああ、そういことか。確かに不思議だ』
『そういえば森にいる子達もそうだね』
『今もお仕置きの話しをしているのに、突然洞窟探検の話しをしただろう。これは子供にだけ授かっている能力なのか?』
『我らには真似できんな』
それを見ていたスノーラがこれわダメだって、みんなに分かるように、もう少し簡単に説明してくれました。
それでようやく、しっかりと理解したルリ達。その後はもう大盛り上がり。どんなお仕置きしてもらうか。もちろんこの前のジャガルド達を運んできた、あの半透明ボールジャンプお仕置きはしてもらうけど、他にも色々してもらおうって、みんなとってもニコニコだよ。
そんなルリ達を見ていたお父さん達とジュエイムソンさんは、ちょっと苦笑いをしていました。ジュエイムソンさんは、こんなに盛り上がるなんて思っていなかったとも。みんなずっと、お仕置きできるか心配していたもんね。
その後も話しは続いて、お仕置き以外のことが色々決まりました。これから馬車をどこに運んで、どこからジャガルド達を馬車に乗せるか。ほら、大丈夫だとは思うけど、馬車に乗るまでに何かあったらダメだからね。
それに住民達がジャガルド達が運ばれるのを見に来て、集まりすぎて道が塞がっちゃったら? そしてその中に、ジャガルドを助けようとする人達がいたら?
もちろんこれもドラゴンお父さんや、特別な馬車のおかげで大丈夫なはずだけど。その悪い人達のせいで、住民に怪我人が出るといけなし、人質に取られて交渉に使われたら大変。
結局ジャガルドの運び方の話し合いと準備を、明日と明後日でやる事に。だからすぐにお仕置きじゃなくて、明後日にお仕置きを見られる事になりました。
それでね、スノーラは始め、明後日のお仕置きって聞いて、ルリ達が早くって言うかと思ったみたいなんだけど。でもルリ達もちょうど良いって。何でかって言うと、どんなお仕置きをしてもらうか、これから考えないといけないからだって。
「くくく。はぁ、本当に楽しみにしていたんだな。陛下がお許しくださって良かった。このままお仕置きなしだったら、俺はこのチビ達に襲われてただろうな」
「みんな被害者だからな。さて、これからの事について話しを…」
僕達は自分の部屋で、そしてお父さん達はお父さんの仕事の部屋で、それぞれ話し合いをしようと、お家に入ろうとした時でした。スレイブさんが訪ねてきました。僕とルリ達に用事だって。だからその場で話しを聞くことに。
でもルリ達は最初、ほとんどスレイブさんの話しを聞いていなかったと思ったよ。だって話しを聞いているようで、お仕置きの話しをやめていなかっただもん。
「一応は確認も終わっていて、もう大人は入れるようになっているんですが。も少しすれば子供もいつものようの入れるようになるかと。それで今まで色々大変な事がありすぎたので、レン君達に少しでも楽しんでもらえればと。……まぁ、今も別の事で楽しそうですが」
「ああ、そっちは気にしないでくれ。それとそっちの事だが、そういえばそろそろだったな。また面倒かけると思うが頼む」
「はい」
え? 何々? 楽しいこと?
「レン君に、ルリ、アイス。新しい仲間も一緒に、また洞窟探検に行きませんか?」
おお!! スレイブさんと洞窟探検!! この前の洞窟探検、とっても楽しかったもんね。それにスレイブさんに、苔を取るヘラも貰ったし。あれからまだ1回も洞窟探検に行けていないもん。
『探検!?』
『洞窟!?』
『わぁ、2回目の洞窟探検だね!!』
『何々? 洞窟探検だって?』
『洞窟……、僕達時々洞窟で暮らしてた』
お仕置きの話しをし続けていたルリ達が、一斉にスレイブさんの周りに集まりました。
「おや、ちゃんと話しを聞いていたんですね」
ね、ちゃんと話し聞いてたんだね。お仕置きの話しで聞いてないと思ったのに。
『洞窟探検って何するの?』
ブローとフーリが聞いてきて、ルリ達が洞窟探検について、鼻息荒く説明を始めました。それで話しを聞いたブロー達は、面白いそうって。
それからブロー達は洞窟に住んでいたでしょう? だから洞窟に詳しいけど。僕達がしたような冒険はしたことないから楽しみだって。生活に必要なこと以外、何もしていなかったみたいだよ。
「では、みなさんお仕置きが終わって、ジャガルド達が無事にこの街から運ばれたら、時間を合わせて洞窟探検に行きましょう。そうですね、ブローとフーリにもヘラを用意しておきますね」
『本当!? やったねフーリ!!』
『うん!!』
ジャガルド達のお仕置きに、洞窟探検まで決まって、ルリ達はさらに大盛り上がり。一気に楽しみなことが決まりました。ヘラは綺麗のして、スノーラにしまっておいてもらったど、行く前にちゃんとチェックしなくちゃ。
みんなでスレイブさんに、よろしくお願いしますをしました。
「怪我をしないように楽しみましょうね。では私はこれで。…と、あの話をしないと。ローレンス様、1つお願いがあるのですが」
「何だ?」
「すみませんが、少しの間バディーをお借りしてもよろしいでしょうか?」
「バディーを? 別にかまわないが。バディーも良いか?」
『ああ』
「ではバディーがいい時に、私の所へ来てもらっても良いですか?」
『ああ。まぁ、大体予想はできているが』
こうしてバディーに何かをお願いしたスレイブさんは帰っていきました。バディーに用事って何だろうね。
ちょっと気になったけど、部屋に戻って僕達はお仕置きと洞窟探検の話しを。お父さん達もこれからの話しをしに仕事の部屋へ。
『ねぇ、それでお仕置きだけどさ』
『あ、そのお仕置き良いかも。それでさ、洞窟探検の方だけど…』
『いつも思うのだが』
『何だ?』
『小さな者というのか、これくらいの子供達というのか、なぜこんなことができるのかと思う』
『こんなこと?』
『今回は2つのことだが。色々な話しをいっぺんにするだろう? よくそれで話しができると思ってな』
『ああ、そういことか。確かに不思議だ』
『そういえば森にいる子達もそうだね』
『今もお仕置きの話しをしているのに、突然洞窟探検の話しをしただろう。これは子供にだけ授かっている能力なのか?』
『我らには真似できんな』
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