207 / 211
連載
341 早く着きすぎて文句を言うルリとアイス達
しおりを挟む
そうしてついにお仕置きの日。お仕置きの開始の2時間前。僕達はすでにお仕置き会場に到着していました。ルリやアイス、ブローとフーリが、みんながまだ早いって言っているのに、行こう行こうって、止まらなくなっちゃんたんだ。
お仕置き会場に選ばれたのは、近くの森のちょっと中に入った所。スノーラ達が結界を張ってくれるから、大丈夫だとは思うけど。なるべく人がいない場所でお仕置きをしてくれ、ってお父さんが。
だから2つ離れた森まで来たんだ。来るのはスノーラがみんなを運んでくれました。そこまでならスノーラの走る影響がないからって。着いた時お父さん達、ちょっとフラフラしていたけど。
それからジュエイムソンさんは今はいません。森でお仕置きするって決まって、時間通りここへ着くように、冒険者ギルドからジャガルド達をあの特別な馬車に乗せて、今こっちに向かってきているはず。
ドラちゃんお父さんとカースが、何かあるといけないから、護衛してくれています。お昼前に移動を開始するって言っていたけど、今、どの辺を移動しているかな?
それにちょっと心配だよ。ドラちゃんお父さんとカースが一緒にいてくれているけど、牢屋から出る時や、馬車に乗る時、ジャガルド達は暴れないで、静かに言うことを聞いているかな?
自分達が悪いのに、俺達が何をしたとか、お仕置きされる理由はないとか、色々文句を言って暴れているんじゃ?
まぁ、そういう時には、色々考えてあるから大丈夫だとかなんとか、ドラちゃんお父さんが言っていたけど。でもなるべくだったら、みんなの迷惑にならないように、静かにしてくれていた方が良いよね。
『ねぇ、スノーラ、まだぁ?』
『遅い』
『うん、遅いなの』
『いつお仕置き?』
『はぁ、だからお前達、まだ早いと言ったではないか。今から行ってもまだジャガルド達はまだ当分着かないと』
『でもあれから結構時間経ってるじゃん』
『うん、時間経ってる』
『いっぱい待ってるなの』
『おやつの時から時間経ってる』
『やっぱりこの前みたいに、光魔法の紐で縛って、白い透明ボールの結界に入れて、連れてくれば良かったんだよ。そうすればスノーラ達ならすぐだったじゃん』
『それでは気絶してしまって、ここへ着いてもすぐにお仕置きできんぞ。それにお前達はそれもお仕置きとして見たいんだろう?』
『でも、その方が早い』
『そのままお仕置き見れば良いなの』
『光の紐魔法、ボク頑張るよ』
『はぁ、だからそれでは気絶をして、お仕置きが面白くないと、お前たちは文句を言うだろう』
ルリ達は森についてから、ずっとこんな感じです。まだ? まだ? って。スノーラが今言ったまだ早いって、今から行ってもジャガルド達は当分着かないって。その話しをしたのはお昼ご飯の時で。
実はお昼ご飯を食べてからすぐに、ルリ達はスノーラにまだ? もうすぐ着くんじゃない? って凄かったんだよ。
そんなルリ達をスノーラ達がなんとか落ち着かせて、それでも何回かそれをくりかして。早く早く、もう着いてるんじゃ? って。だから仕方なく、予定の時間よりも早く森まで来たんだ。
でもここへ着いたからって、ジャガルド達が早く着くわけじゃないからね。後約2時間は待たないと。それで今の会話は3回目です。
『お前達、まだジャガルド達は着かない。これは変わらないんだ。暇なら今のうちに、やるお仕置きの確認でもしておいたらどうだ?』
『あっ! そうだね。もう何回か、しっかり確認しておこうよ』
『うん、確認』
『確認大事なの!』
『ボクはしっかり光の紐の確認も』
そうして話し合いを始めたルリ達。僕とドラちゃんは最初は話し合いに参加。自分達のやってもらいたいお仕置きの話しが終わった後は、まだまだルリ達の話し合いは続くからね。ドラちゃんと一緒に、近くに花畑で遊んで待つことに。
『あ、あのね、もうすぐお母さんが帰ってくるって』
「ほんちょ?」
『うん。この前ね、街の近くをドラゴンが通ったんだ。近くって言っても、街からは見えない距離だよ。それでそのドラゴンがお父さんの気配に気づいて、お父さんの所へ来たんだ。それでそのドラゴンはお母さんの知り合いで、お母さんから色々お話しを聞いていたんだよ』
ドラちゃんのお母さん、確かドラちゃんお父さんが原因で、喧嘩してどこかへ行っちゃっていたんだよね?
そのドラゴンさんが言うには、ドラゴンお母さんも今回のディアブナスの事件、嫌な気配を感じてからずっと、ドラちゃんを心配していました。それでディアブナスの力を強く感じてからは、すぐにドラちゃんの所へ戻ろうとしたんだけど。
その時にはすでに、ドラちゃんたちは避難した後で、僕達と合流していたからね。ドラちゃんお母さんは、ドラちゃん達が避難したのを知りませんでした。
それで慌てたお母さんは、逃げて来た魔獣た達に、ドラちゃんたちについて知らないか尋ねて。その中に僕達の街の情報を持っている魔獣が。
その魔獣の話を聞いたお母さんは今、色々お土産を集めながら、こっちに向かって来ています。お土産はほら、ドラちゃんが頑張ったご褒美にってね。
それでちょっと遅れるから、先にこっちに向かっていたドラゴンに伝言を頼んだみたい。そのドラゴンがドラゴンお父さんに伝えてくれたんだよ。
『僕、早くお母さんに会いたいなぁ』
「みんないっちょがいい」
『うん。レン達も家族になったしね』
「うん、かじょく」
『そういえば、お母さんが来たら、どこに住むのかな? 僕、レン達と遊びたいから、近くが良いって、お父さんとお母さんに言わなくちゃ。遠くより近い方が良いもんね。お家も建ててもらったし』
お仕置き会場に選ばれたのは、近くの森のちょっと中に入った所。スノーラ達が結界を張ってくれるから、大丈夫だとは思うけど。なるべく人がいない場所でお仕置きをしてくれ、ってお父さんが。
だから2つ離れた森まで来たんだ。来るのはスノーラがみんなを運んでくれました。そこまでならスノーラの走る影響がないからって。着いた時お父さん達、ちょっとフラフラしていたけど。
それからジュエイムソンさんは今はいません。森でお仕置きするって決まって、時間通りここへ着くように、冒険者ギルドからジャガルド達をあの特別な馬車に乗せて、今こっちに向かってきているはず。
ドラちゃんお父さんとカースが、何かあるといけないから、護衛してくれています。お昼前に移動を開始するって言っていたけど、今、どの辺を移動しているかな?
それにちょっと心配だよ。ドラちゃんお父さんとカースが一緒にいてくれているけど、牢屋から出る時や、馬車に乗る時、ジャガルド達は暴れないで、静かに言うことを聞いているかな?
自分達が悪いのに、俺達が何をしたとか、お仕置きされる理由はないとか、色々文句を言って暴れているんじゃ?
まぁ、そういう時には、色々考えてあるから大丈夫だとかなんとか、ドラちゃんお父さんが言っていたけど。でもなるべくだったら、みんなの迷惑にならないように、静かにしてくれていた方が良いよね。
『ねぇ、スノーラ、まだぁ?』
『遅い』
『うん、遅いなの』
『いつお仕置き?』
『はぁ、だからお前達、まだ早いと言ったではないか。今から行ってもまだジャガルド達はまだ当分着かないと』
『でもあれから結構時間経ってるじゃん』
『うん、時間経ってる』
『いっぱい待ってるなの』
『おやつの時から時間経ってる』
『やっぱりこの前みたいに、光魔法の紐で縛って、白い透明ボールの結界に入れて、連れてくれば良かったんだよ。そうすればスノーラ達ならすぐだったじゃん』
『それでは気絶してしまって、ここへ着いてもすぐにお仕置きできんぞ。それにお前達はそれもお仕置きとして見たいんだろう?』
『でも、その方が早い』
『そのままお仕置き見れば良いなの』
『光の紐魔法、ボク頑張るよ』
『はぁ、だからそれでは気絶をして、お仕置きが面白くないと、お前たちは文句を言うだろう』
ルリ達は森についてから、ずっとこんな感じです。まだ? まだ? って。スノーラが今言ったまだ早いって、今から行ってもジャガルド達は当分着かないって。その話しをしたのはお昼ご飯の時で。
実はお昼ご飯を食べてからすぐに、ルリ達はスノーラにまだ? もうすぐ着くんじゃない? って凄かったんだよ。
そんなルリ達をスノーラ達がなんとか落ち着かせて、それでも何回かそれをくりかして。早く早く、もう着いてるんじゃ? って。だから仕方なく、予定の時間よりも早く森まで来たんだ。
でもここへ着いたからって、ジャガルド達が早く着くわけじゃないからね。後約2時間は待たないと。それで今の会話は3回目です。
『お前達、まだジャガルド達は着かない。これは変わらないんだ。暇なら今のうちに、やるお仕置きの確認でもしておいたらどうだ?』
『あっ! そうだね。もう何回か、しっかり確認しておこうよ』
『うん、確認』
『確認大事なの!』
『ボクはしっかり光の紐の確認も』
そうして話し合いを始めたルリ達。僕とドラちゃんは最初は話し合いに参加。自分達のやってもらいたいお仕置きの話しが終わった後は、まだまだルリ達の話し合いは続くからね。ドラちゃんと一緒に、近くに花畑で遊んで待つことに。
『あ、あのね、もうすぐお母さんが帰ってくるって』
「ほんちょ?」
『うん。この前ね、街の近くをドラゴンが通ったんだ。近くって言っても、街からは見えない距離だよ。それでそのドラゴンがお父さんの気配に気づいて、お父さんの所へ来たんだ。それでそのドラゴンはお母さんの知り合いで、お母さんから色々お話しを聞いていたんだよ』
ドラちゃんのお母さん、確かドラちゃんお父さんが原因で、喧嘩してどこかへ行っちゃっていたんだよね?
そのドラゴンさんが言うには、ドラゴンお母さんも今回のディアブナスの事件、嫌な気配を感じてからずっと、ドラちゃんを心配していました。それでディアブナスの力を強く感じてからは、すぐにドラちゃんの所へ戻ろうとしたんだけど。
その時にはすでに、ドラちゃんたちは避難した後で、僕達と合流していたからね。ドラちゃんお母さんは、ドラちゃん達が避難したのを知りませんでした。
それで慌てたお母さんは、逃げて来た魔獣た達に、ドラちゃんたちについて知らないか尋ねて。その中に僕達の街の情報を持っている魔獣が。
その魔獣の話を聞いたお母さんは今、色々お土産を集めながら、こっちに向かって来ています。お土産はほら、ドラちゃんが頑張ったご褒美にってね。
それでちょっと遅れるから、先にこっちに向かっていたドラゴンに伝言を頼んだみたい。そのドラゴンがドラゴンお父さんに伝えてくれたんだよ。
『僕、早くお母さんに会いたいなぁ』
「みんないっちょがいい」
『うん。レン達も家族になったしね』
「うん、かじょく」
『そういえば、お母さんが来たら、どこに住むのかな? 僕、レン達と遊びたいから、近くが良いって、お父さんとお母さんに言わなくちゃ。遠くより近い方が良いもんね。お家も建ててもらったし』
応援ありがとうございます!
31
お気に入りに追加
5,344
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。