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342 ジャガルド達到着!! お仕置き開始!!

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 こうして遊んだり話しをしたりして、待つこと約2時間。スノーラが突然パッッ! と顔を上げて、そろそろ見えてくるぞって言いました。

 急いで手を洗ったり、その辺を片付けたりする僕達。片付けながらスノーラが見ている方を見たら、小さな薄い灯りが見えてきました。今は真夜中近く。あんな薄い光でここまで来たの? 周りがよく見えなくて大変じゃない?

「あかり、ちいちゃい。しょれに、うしゅい」

「ああ。あれはなるべく、他の人達に知られないように、ワザと明かりを小さくしているんだ。今回はエン達がいて、分からなくなる結界を張るから大丈夫だって言われたんだが、それでも一応な」

 普通はドラちゃんお父さんみたいみ、強力な護衛はつかないからね。もしも捕まった人達の仲間が、仲間を助けるために馬車を襲ってきたら大変。だからなるべく目立たず、行動しないといけないんだって。

「あの馬車、外から見ると、普通の馬車だっただろう? でも中身は頑丈にできていて。あれも対策の1つなんだ。犯罪者の仲間が。どの馬車に犯罪者が乗っているか分からないように、普通の馬車みたいに見せているんだぞ」

 そうか、馬車で運ぶって、周りを警戒すれば良いだけじゃないんだね。安全のために色々な事をするんだ。

 そんな話しを聞かせてもらいながら、片付けを終わらせた僕達。その後は馬車がつくまで、1箇所に集まって待っていました。ルリ達の顔が、すっごいニコニコ顔だったよ。それからニヤニヤもしていたし。

 そして灯りが見えてから数分後。馬車が僕達がいる、少し開けた場所へ入ってきました。そして馬車の上から飛び降りてくるドラゴンお父さん達。ジュエイムソンさんも馬車から降りてきました。

「時間ピッタリだ」

「俺だけならともかく、今回はこいつら関連だからな。きちんと時間は守るさ。と、あっちの土の山は何だ?」

「ああ、みんな待ちきれないでな。かなり早くここへ来て、時間があり過ぎて遊んで待っていたんだ」

「は? どれくらいの早く来たんだ?」

「2時間半以上か」

「そんなに早く来たのか!?」

「ああ。どうにも止まらなくてな。それで……」

『お話しあと、早くお仕置きする!!』

『うん!! お仕置きなの!!』

『何ぐたぐた話してるのさ』

『早くお仕置き見たいなぁ』

「待て待て、今用意するから」

「これは余計な話しをしていると暴動が起きそうだな」

「それでジャガルドは?」

「あの特別な紐? で縛ってきた。今のところは静かにしている。それよりあの紐良いな。戻る時ももらいたいんだが」

「後で聞いてみよう。よし、じゃあ紐を使ってジャガルド達を出すか。スノーラ頼めるか?」

『ああ。おい、出すぞ』

 スノーラとドラちゃんお父さん、それからカースが、馬車のドアを開けてすぐ、馬車の中へ入りました。フーリの光の紐を持って。そうして数分後。馬車から何かが飛び出してきて。紐でグルグル巻きの、ジャガルドの仲間達だったよ。
 仲間達は無理やりドラちゃんお父さんとカースに立たされて、馬車から離れて場所に立たされます。

 そして次に出てきたのがスノーラ。スノーラはドラちゃん達の隣に立つと紐を引っ張って。やっぱり馬車の中から勢いよき何かが飛び出しきたんだけど。それがジャガルドでした。
 ジャガルドはそのまま引きずられてスノーラ達の所に。それからスノーラが立ち膝で立ち上がらせます。ジャガルドの足はあのまま。そうないままだから、流石に立てないからね。だから立ち膝で。

 そんなジャガルドだけど、膝立ちさせられると、僕達の方を見て睨んできました。うん、なんか元気そうで良かったよ。これでしっかりと、みんなの見たいお仕置きが見られるからね。
 他の仲間は顔色が悪いし、とっても不安そうな顔をしている。何よりずっと下を向いたまま。全然こっちを見てきませんでした。

「さて、お前達には話していた通り、これから罰を受けてもらう。これは陛下から許可が出ており、何も問題はない。ふっ、しっかりと罰を受けるんだな。そう簡単には終わりそうにない罰をな」

 ジュエイムソンさんの言葉に、誰も何も言いません。ジュエイムソンさんはそのままお父さんに向かって頷くと、お父さんは今度はスノーラ達に頷いて。いよいよを仕置きの開始です。

 スノーラ達は更に馬車のから離れると、ケビンさんから紙を受け取ります。それにささっと目をとおして。
 あの紙には、これからやってもらうお仕置きが書いてあるの。やるものはしっかりと分かっているけれど。でももしも1つでも忘れると、今度はスノーラ達がルリ達に襲われるって。ケビンさんにお仕置きの種類を書いた紙を、用意してもらっておいたんだ。

『よし、では流れ的に、これから最初にやるか』

『そうだな。それが良いだろう』

『これが1番最後だね』

『1番盛り上がるだろうからな』

『お仕置き始まる!』

『始まるなの!!』

『たくさんお仕置きが見られて良かったねフーリ』

『うん!』

 まずは光の紐と白い透明ボールを飛ばすお仕置きからです。ちょうど良い感じに人数を分けて、それぞれ白い透明ボールに入れて。全部で4つのボールができました。ジャガルドは1人ね。ジャガルドはずっと僕達を睨んでいたよ。

 あ、そうそう。今回はいっぱいお仕置きをするでしょう? それで毎回気絶させられて、起きるのを待っていると時間がなくなっちゃって、全部のお仕置きを見られなくなっちゃうから。

 気絶できないようになる、特別な木の実があるらしくて。それをドラちゃんお父さんが見つけてきてくれて。それをジャガルド達に食べさせたんだ。だから気絶の心配みありません。

『よし、始めるぞ!!』

『『『わあぁぁぁぁぁぁ!!』』』

 ついにお仕置きが始まりです。
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