その人が黒く混ざる日に
プロローグ
晴れた空にかすんで見える虹を僕とその人は飽きるまで見つめていた。この空の色を決して忘れないと心に火を灯すように。
1話
いつも通りの夜道は何だか肌寒くて、今日は帰りにおでんを食べようと、コンビニに立ち寄った。レジでお会計をしていると、
町の商店街にある電気屋さんの男性が入ってきて、
おでんの卵と昆布と大根、それと炭酸水を買って店を後にした。
僕はこの男性が買う姿に何だか目を奪われてしまう。
自分でもおかしいと思いながら。よく見れば、体格の良い体つきに、髪の毛は黒くふんわりとした艶髪、メガネをかけていて、メガネから見える目は少し切れ長で優しい目をしている。
だからと言ってなぜ気になるのかなんて、分かりやしない。
こんなにも人に執着することなど、今まではあまり無かったし、
まあ、イケメンな男は見ていてイラつく時もある、でもこの男は、イラつくというより、純粋にカッコ良い雰囲気をかもし出していて、何とも、見とれてしまうのだ。
それから、毎日コンビニによっては、あの男が来るのを待っている。俺は大学生で、あの男は社会人。夜遅くまで仕事して、疲れてるんだろうなー、そう思いながら見ていると、男は僕の方に顔を向けて数秒目が合ってそれからあの男は何事も無かったかのように、いつも通り店を後にした。
次の日
俺は大学の帰りにその男が女といるのを見かけた。珍しく私服を着ていた男の背中は仕事服の時にも見ていたあの逞しい背中と同じで、何を着ても似合う人なんだなと自分でもおかしいと思いながらも、あの男にこれほど興味があったことに対して、無性に恥ずかしくなってしまった。
自分のアパートの前に着いた途端、帰り酒を飲んだせいか足がすくんで、玄関までたどり着けず、どうにか階段を登りドアを開けた、開いた瞬間足がなにかの弾みでつまづいてバランスが取れず、階段から足を踏み外してしまった。そのまま階段下まで落ちる寸前だった。誰かが僕の背中を抱き抱え大丈夫ですか?
と声をかけた。その声に見よぼえがあるのは、なんだか、その声に胸が苦しくなった。続きは1話後半から
晴れた空にかすんで見える虹を僕とその人は飽きるまで見つめていた。この空の色を決して忘れないと心に火を灯すように。
1話
いつも通りの夜道は何だか肌寒くて、今日は帰りにおでんを食べようと、コンビニに立ち寄った。レジでお会計をしていると、
町の商店街にある電気屋さんの男性が入ってきて、
おでんの卵と昆布と大根、それと炭酸水を買って店を後にした。
僕はこの男性が買う姿に何だか目を奪われてしまう。
自分でもおかしいと思いながら。よく見れば、体格の良い体つきに、髪の毛は黒くふんわりとした艶髪、メガネをかけていて、メガネから見える目は少し切れ長で優しい目をしている。
だからと言ってなぜ気になるのかなんて、分かりやしない。
こんなにも人に執着することなど、今まではあまり無かったし、
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それから、毎日コンビニによっては、あの男が来るのを待っている。俺は大学生で、あの男は社会人。夜遅くまで仕事して、疲れてるんだろうなー、そう思いながら見ていると、男は僕の方に顔を向けて数秒目が合ってそれからあの男は何事も無かったかのように、いつも通り店を後にした。
次の日
俺は大学の帰りにその男が女といるのを見かけた。珍しく私服を着ていた男の背中は仕事服の時にも見ていたあの逞しい背中と同じで、何を着ても似合う人なんだなと自分でもおかしいと思いながらも、あの男にこれほど興味があったことに対して、無性に恥ずかしくなってしまった。
自分のアパートの前に着いた途端、帰り酒を飲んだせいか足がすくんで、玄関までたどり着けず、どうにか階段を登りドアを開けた、開いた瞬間足がなにかの弾みでつまづいてバランスが取れず、階段から足を踏み外してしまった。そのまま階段下まで落ちる寸前だった。誰かが僕の背中を抱き抱え大丈夫ですか?
と声をかけた。その声に見よぼえがあるのは、なんだか、その声に胸が苦しくなった。続きは1話後半から
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