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313、二人のシーカー
(アンジェにとっては、この職になれたことは特別な意味があるだろうな)
エイジはそう思いながら、アンジェを見つめていた。
シーカーへとクラスチェンジすることが出来たアンジェ。
右手に『紅』を構え、左手にラエサルからプレゼントされた短剣を握ると鮮やかにそれを振るって見せる。
ライアンが思わず嘆息した。
「凄え、見違える動きだぜ!」
アンジェ特有の舞うような戦いぶりに加えて、シーカーのスキル【デュアルエッジ】【剣速上昇】【電光石火】の存在が大きい。
エイジはその姿を眺めながら思う。
(それに、いざというときに『魔闘幻舞』を使えば今よりも力は増すからな)
時魔術なしで正面から戦えばエイジでさえ、すんなりとは勝利を得られないだろう。
その才能は、やはりラエサルの折り紙付きだ。
それにアンジェが喜んでいるのは、もう一つ大きな理由がある。
「良かったな、アンジェ」
「ええ、ラエサルと同じシーカーになれたんだもの、それが一番嬉しいわ!」
(確かにアンジェにとっては、それが一番嬉しいだろうな)
とエイジは思う。
ラエサルがシーカーだというのは、エイジも先程の戦いの前に初めて知った。
あの時のあまりに凄まじい殺気に、戦うことを覚悟したからだ。
(鍛冶場で剣を交えた時は突然すぎて、それどころじゃなかったもんな。朝にはもういなかったし)
エイジはラエサルのステータスも確認する。
名前:ラエサル
種族:人間
職業:シーカー(上級職)LV95
HP:2570
MP:1580
力:1120
体力:970
知恵:780
魔力:557
器用さ:876
素早さ:1150
幸運:215
スキル:【剣装備】【踏み込み】【サイドステップ】【マルチプルエッジ】【剣速上昇】【電光石火】【心眼】【索敵】【罠感知】【開錠】
ユニークスキル:【影縫い】
魔法:無し
特殊魔法:【アクセルプラス】【スティール】
加護:無し
称号:【影を穿つ者】
(強い……やっぱりラエサルさんは圧倒的だ)
エイジの鍛冶職人のスキルや武器や防具の力、そしてリイムやミイムの助け。
全てを総動員しても時魔術なしでは、勝利を得るすべはないだろう。
アンジェとは少し違うスキルもいくつかある。
『マルチプルエッジ:デュアルエッジの進化系。複数のナイフを扱うことに長けた者のみが取得可能』
『心眼:心の目で敵の動きを捉える。極めた者は暗やみの中でさえ自在に戦闘が可能』
『アクセルプラス:常時アクセル状態で戦闘可能』
スキルの内容を見て、改めてラエサルの強さを実感するエイジ。
Sランク最強と呼ばれている理由が分かる。
だがそれだけに、とエイジは思う。
(この人が敵わなかった相手。『殺せずの聖女』……一体どれ程の力の持ち主なんだ)
そして、あの魔剣の中に潜む何かさえ使役していたその力。
少し背筋が寒くなる。
エリスが心配そうにエイジの顔を覗き込んだ。
「どうしたの? エイジ」
「いや、何でもないさエリス」
(色々考えてもしょうがない、もっと俺自身が強くなるしかないんだ。エリスを守るために、そして白王の薔薇を手に入れる為にも)
エイジは改めてそう決意すると、皆に言った。
「さあ、一度精霊の住処に戻ろう!」
ライアンは頷く。
「そうだな、そこからは別行動になっちまうが、オリビアをよろしくな! エイジ」
「な! 何よライアン……べ、べつにエイジによろしくなんて言うことないじゃない」
少し動揺した様にそう答えるオリビア見て、ライアンは首を傾げた。
「何赤くなってるんだオリビア? 仲間としてよろしくってことだろ」
「ふにゃ~、タイミングが悪いにゃライアンは。今のオリビアは乙女モードにゃ」
「ちょ! 変なこと言わないでシェリル!」
シェリルはそう言うと、オリビアに体を寄せて囁いた。
「頑張るにゃオリビア。相手がお姫様だって遠慮することはないにゃ」
「だ、だから違うって言ってるじゃない」
エリスが不思議そうに首を傾げると。
「さあ、新しいパーティを組みましょう。私も上級クラスになったからこれで5人パーティが組めるわ」
そう言ってエイジ、エリス、リアナ、アンジェそしてオリビアはパーティを組む。
ラエサルはあくまでもサポート役に徹する布陣である。
エリクは思い出したようにラエサルに言った。
「忘れていました。これから別行動をするのならば、一つ決めておかないといけないことがありますね」
エイジはそう思いながら、アンジェを見つめていた。
シーカーへとクラスチェンジすることが出来たアンジェ。
右手に『紅』を構え、左手にラエサルからプレゼントされた短剣を握ると鮮やかにそれを振るって見せる。
ライアンが思わず嘆息した。
「凄え、見違える動きだぜ!」
アンジェ特有の舞うような戦いぶりに加えて、シーカーのスキル【デュアルエッジ】【剣速上昇】【電光石火】の存在が大きい。
エイジはその姿を眺めながら思う。
(それに、いざというときに『魔闘幻舞』を使えば今よりも力は増すからな)
時魔術なしで正面から戦えばエイジでさえ、すんなりとは勝利を得られないだろう。
その才能は、やはりラエサルの折り紙付きだ。
それにアンジェが喜んでいるのは、もう一つ大きな理由がある。
「良かったな、アンジェ」
「ええ、ラエサルと同じシーカーになれたんだもの、それが一番嬉しいわ!」
(確かにアンジェにとっては、それが一番嬉しいだろうな)
とエイジは思う。
ラエサルがシーカーだというのは、エイジも先程の戦いの前に初めて知った。
あの時のあまりに凄まじい殺気に、戦うことを覚悟したからだ。
(鍛冶場で剣を交えた時は突然すぎて、それどころじゃなかったもんな。朝にはもういなかったし)
エイジはラエサルのステータスも確認する。
名前:ラエサル
種族:人間
職業:シーカー(上級職)LV95
HP:2570
MP:1580
力:1120
体力:970
知恵:780
魔力:557
器用さ:876
素早さ:1150
幸運:215
スキル:【剣装備】【踏み込み】【サイドステップ】【マルチプルエッジ】【剣速上昇】【電光石火】【心眼】【索敵】【罠感知】【開錠】
ユニークスキル:【影縫い】
魔法:無し
特殊魔法:【アクセルプラス】【スティール】
加護:無し
称号:【影を穿つ者】
(強い……やっぱりラエサルさんは圧倒的だ)
エイジの鍛冶職人のスキルや武器や防具の力、そしてリイムやミイムの助け。
全てを総動員しても時魔術なしでは、勝利を得るすべはないだろう。
アンジェとは少し違うスキルもいくつかある。
『マルチプルエッジ:デュアルエッジの進化系。複数のナイフを扱うことに長けた者のみが取得可能』
『心眼:心の目で敵の動きを捉える。極めた者は暗やみの中でさえ自在に戦闘が可能』
『アクセルプラス:常時アクセル状態で戦闘可能』
スキルの内容を見て、改めてラエサルの強さを実感するエイジ。
Sランク最強と呼ばれている理由が分かる。
だがそれだけに、とエイジは思う。
(この人が敵わなかった相手。『殺せずの聖女』……一体どれ程の力の持ち主なんだ)
そして、あの魔剣の中に潜む何かさえ使役していたその力。
少し背筋が寒くなる。
エリスが心配そうにエイジの顔を覗き込んだ。
「どうしたの? エイジ」
「いや、何でもないさエリス」
(色々考えてもしょうがない、もっと俺自身が強くなるしかないんだ。エリスを守るために、そして白王の薔薇を手に入れる為にも)
エイジは改めてそう決意すると、皆に言った。
「さあ、一度精霊の住処に戻ろう!」
ライアンは頷く。
「そうだな、そこからは別行動になっちまうが、オリビアをよろしくな! エイジ」
「な! 何よライアン……べ、べつにエイジによろしくなんて言うことないじゃない」
少し動揺した様にそう答えるオリビア見て、ライアンは首を傾げた。
「何赤くなってるんだオリビア? 仲間としてよろしくってことだろ」
「ふにゃ~、タイミングが悪いにゃライアンは。今のオリビアは乙女モードにゃ」
「ちょ! 変なこと言わないでシェリル!」
シェリルはそう言うと、オリビアに体を寄せて囁いた。
「頑張るにゃオリビア。相手がお姫様だって遠慮することはないにゃ」
「だ、だから違うって言ってるじゃない」
エリスが不思議そうに首を傾げると。
「さあ、新しいパーティを組みましょう。私も上級クラスになったからこれで5人パーティが組めるわ」
そう言ってエイジ、エリス、リアナ、アンジェそしてオリビアはパーティを組む。
ラエサルはあくまでもサポート役に徹する布陣である。
エリクは思い出したようにラエサルに言った。
「忘れていました。これから別行動をするのならば、一つ決めておかないといけないことがありますね」
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