硝子の砂時計

時間をかけて人が砂と化す奇怪な現象──それは決して珍しいものではない。老若男女誰でも発症し、今日もどこかで誰かが砂になる──けれど、どこかで、自分は大丈夫だろうと思っていた。
私に残された時間は、一週間。
やりたいことを詰め込んで、見れる限り、食べれる限り、動ける限り、生きてみる。私には、後悔なんかしている暇は残されていないのだ。
──どうか最後に笑っていられるように!


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こちらは過去作の誤字脱字修正版となります。
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