多民族から成る複合社会マレーシアとその歪み
1997年。マレーシアは東南アジアの一国である。「アジア」と言えば経済的にも先進国から遅れているようなイメージもあったが、クアラ・ルンプールという都市はそのような偏見を一瞬にして吹き飛ばしてしまった。地上数十階にもなる高層ビルの群れ、完全に整備され片側数車線を有する道路、そしてそこを埋め尽くすおびただしい数の車、車、車。夜になればこれら全てが美しい光を放ち街中を明るく染め上げていた。マレーシアの首都クアラ・ルンプールは既に日本の巨大都市に匹敵する規模を持っていた。そこに「共存」する、マレー人、華人、タミル人という多民族が織り成す「複合社会マレーシア」。
しかし、そこには文化的、宗教的、そして経済的な「歪み」が存在し、過去には民族間に多数の犠牲者を出す暴動さえも起きていた。マレーシアはどのようにして異民族同士を「共存」させ「複合社会」を維持してきたのだろうか。そこで重要な役割を果たすと言われる「ブミ・プトラ政策」の実態とは。
様々なジャンルの文章に挑戦したいと思っています。興味の無い方には「マジでつまらん!!」と思います。すいません(笑)。
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