悪役令嬢不在の世界で、ヒロインは自分を苛め始めた
乙女ゲーム『薔薇の宮廷恋物語』の世界に、名前も出ないモブ令嬢として転生したクリスティアナ。
平穏な人生を願う彼女の前に現れたのは、本来なら凄惨な苛めを受けるはずのヒロイン、アメリアだった。
しかし、この世界には致命的な欠陥があった。ヒロインを底なしの絶望へ突き落とすべき「悪役令嬢」が、どこにも存在しなかったのだ。
「どうして誰も私を苛めてくれないのっ!?」
物語を動かす「試練」を渇望するあまり、ヒロインは自ら悪役令嬢を演じ、一人二役の自作自演を始めてしまう。自分で自分を罵倒し、痣を作り、泣き叫ぶヒロイン。
その歪な輝きに魅了されたクリスティアナは、彼女を救うのではなく、彼女の「悲劇」を執筆する黒幕(プロデューサー)になることを選ぶ。
「アメリア、次はもっと見えるところに痣を作りなさい。……殿下の独占欲を煽るために」
救済を拒むヒロイン。
狂信的に彼女を閉じ込める王太子。
そして、その地獄を愉悦と共に書き続けるモブ令嬢。
悪役令嬢不在の世界で、三人の狂った共依存が始まる。
これは、甘やかな絶望に溺れる少女たちの、救いのないハッピーエンドの記録。
同一タイトル、同一登場人物で贈るマルチバース作品一覧
★小説家になろう様
読み切り、初回掲載版
https://ncode.syosetu.com/n4095ld/
★小説家になろう様
王道の爽快感を目指しました
https://ncode.syosetu.com/n6344ls/
★カクヨム様
知的な悪意を感じるようにしました
https://kakuyomu.jp/works/822139844237871043
★ノベマ!様
切実な純愛系を目指しました
https://novema.jp/book/n1774198
よろしければ、ご覧ください。
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