魔法猫ファンネーデルと宝石加護の娘

 「目腐れ病」――それは徐々に目が見えなくなっていき、やがては死に至るという謎の奇病である。

 その流行り病に侵された、港町サンダロス。
 そこには、ひとりぼっちで生きる野良の黒猫がいた。 

 ある日、黒猫は一台の馬車と出くわす。
 その中には、この奇病を収束させるためだけに攫われてきた一人の少女がいた。

 彼女の名前はガーネット。
 世界でも数人しかいない、「宝石加護」という特殊な力を持った少女だった。

 青い瞳の黒猫と、赤い瞳の少女が出会ったとき、サンダロスの街に奇跡が起こる――。

※前作「上屋敷梁子のふしぎな建物探訪」の中に出てきた、猫の精霊「ター」が生まれるまでのお話です。前作を知らない方でも楽しめるものとなっています。2時間映画くらいの長さになる予定です。
※小説家になろうでも連載しています。

※作中、人間の食べ物を黒猫が食べるシーンがありますが、調味料を使った食べ物は基本ペットにはあげないほうがいいです。
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