52 / 108
3章:異世界と日本との二重生活の始まり
52
しおりを挟む
身の安全に関しては何をどうしたって不安しかないので、ひとまず遮音や姿を見えなくするという魔法を教えてもらう。でも、松田さん改良の短縮魔法で、【風の精霊よ、声を遮断せよ】と言いつつ、遮音したい範囲や人をぐるっと包むイメージをするのだという。
「そのままの魔法だと、どこからどの範囲で~とか、何人とか、そういう文言が入るんだけどね。イメージ力でなんとでもなるからさ~」
ほんとイメージ力の効果が半端ない。と、まあそんな感じで実践してちゃんと効果が出るか確認しつつ、魔法を習って、終了となりました。
「あ、でも、もしこっちで偽装結婚するなら、ちょっとデートっぽい事しとこう」
と、言われて一緒に昼食をとりに行きましたよ。そういえばその問題もあったか…
松田さんは東京のお店は分からないからと、私に丸投げしてきたけど私もいつもの活動域じゃないからわからないので適当な喫茶店にしたわよ。全国展開の。
でも、話題が向こうの世界での知識活用方法を考えるという事で、仕事内容とか趣味とかを洗いざらい吐かされましたけどね…
さて。そうして翌週。キルギスさんがまた心配性を発生させて病んでも困るという事で、リュリュクスへと来ました。
機関の指定された部屋へと転移すれば、キルギスさんはもちろん、松田さんにスーザンさんもいる。
「よく来たね。まずはお茶を淹れよう」
「お茶を待ってる間に、高梨さん、アレちょっと確認して欲しいんだけど…今結界張るからちょっと待ってね~」
松田さんにそう言われて、以前お願いされたスマホでネット検索できるかどうかという問題よね。昨日しっかり通話でスマホを持ってくるように念押しされましたよ。
結界を張った松田さんに確認するようにお願いされて、インベントリからスマホを取り出す。テーブルに置いて、松田さんと…キルギスさんも自動的に見える状態だけど、キルギスさんならいいとの事なので…画面を表示させる。
「…一応、圏外ですけど」
「でもわからないから、この状態で検索してもらえる?」
魔法的な要素でつながる可能性もあるかも、という事で、キャンプギアとかキャンプ地を入れてみるけど、見事につながりませんでした。
思わず二人ともほっとしたわよ。
「あーでも…ほら、本のダウンロードとかはどうだろ。何かそういうの保存してる?」
「一応ありますが…確認してみますね」
そういって、見てみるけど…これは普通に見えてるわ。
「あー…じゃあ、保存さえしちゃえばなんとでもなるのか…有効活用してもいいけど、これもちょっと考えないといけないね」
「そうですね。技術力がどうなのかわかりませんが…」
なんだってこんな問題スキルが付与されたのよ…あの神様設定ゆるすぎるでしょ!?
「そのままの魔法だと、どこからどの範囲で~とか、何人とか、そういう文言が入るんだけどね。イメージ力でなんとでもなるからさ~」
ほんとイメージ力の効果が半端ない。と、まあそんな感じで実践してちゃんと効果が出るか確認しつつ、魔法を習って、終了となりました。
「あ、でも、もしこっちで偽装結婚するなら、ちょっとデートっぽい事しとこう」
と、言われて一緒に昼食をとりに行きましたよ。そういえばその問題もあったか…
松田さんは東京のお店は分からないからと、私に丸投げしてきたけど私もいつもの活動域じゃないからわからないので適当な喫茶店にしたわよ。全国展開の。
でも、話題が向こうの世界での知識活用方法を考えるという事で、仕事内容とか趣味とかを洗いざらい吐かされましたけどね…
さて。そうして翌週。キルギスさんがまた心配性を発生させて病んでも困るという事で、リュリュクスへと来ました。
機関の指定された部屋へと転移すれば、キルギスさんはもちろん、松田さんにスーザンさんもいる。
「よく来たね。まずはお茶を淹れよう」
「お茶を待ってる間に、高梨さん、アレちょっと確認して欲しいんだけど…今結界張るからちょっと待ってね~」
松田さんにそう言われて、以前お願いされたスマホでネット検索できるかどうかという問題よね。昨日しっかり通話でスマホを持ってくるように念押しされましたよ。
結界を張った松田さんに確認するようにお願いされて、インベントリからスマホを取り出す。テーブルに置いて、松田さんと…キルギスさんも自動的に見える状態だけど、キルギスさんならいいとの事なので…画面を表示させる。
「…一応、圏外ですけど」
「でもわからないから、この状態で検索してもらえる?」
魔法的な要素でつながる可能性もあるかも、という事で、キャンプギアとかキャンプ地を入れてみるけど、見事につながりませんでした。
思わず二人ともほっとしたわよ。
「あーでも…ほら、本のダウンロードとかはどうだろ。何かそういうの保存してる?」
「一応ありますが…確認してみますね」
そういって、見てみるけど…これは普通に見えてるわ。
「あー…じゃあ、保存さえしちゃえばなんとでもなるのか…有効活用してもいいけど、これもちょっと考えないといけないね」
「そうですね。技術力がどうなのかわかりませんが…」
なんだってこんな問題スキルが付与されたのよ…あの神様設定ゆるすぎるでしょ!?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
173
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる