名前のない味
母から、連絡が来た。昔お世話になっていたフミおばあちゃん長くないって。
久しぶりに会いに行くと、そこには変わり果てた姿をしたフミおばあちゃんがいた。
お見舞いが終わり、別れ間際に、フミおばあちゃんは言った。「最期にあれが食べたいの」
あれ、とは何か。昔お世話になったフミおばあちゃんに最期の恩返しをするために、ある料理の謎を追う物語であり、家族ではない、主人公、真琴とフミおばあちゃんの絆の物語。
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