エキュメで繋ぎ止めていた平穏~幼馴染みを庇う騎士である夫に、期待するのをやめた結果~
愛とは、見えない火加減の連続だ。
クレリアは激務の夫を想い、自分の感情を押し殺して完璧な温度の家庭を守り続けてきた。
だが、夫にとってそれは、暇な妻が提供する当たり前のぬるま湯でしかなかった。
限界を超えて沸騰し、濁ってしまった愛情。
家を出たクレリアは、事業家として己の人生を歩み始める。
一方、残された夫・マティアスは、クレリアを失って初めて、誰が自分の平穏を維持していたのかを痛感し、激しい後悔に苛まれる。
そして、二人が別れるきっかけとなった幼馴染みのエレオノールには魔の手が迫り、とある罠を仕掛けられ……。
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