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冬季休暇編
新年祝賀会 その2
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ダンスが終わると、再度ルピリア様たちに囲まれてしまいます。
ルピリア様、ロベリア様姉妹の瞳がキラッキラしてますねぇ~
誰か助けてくれないかなぁ~・・・
ふと視線を巡らせれば、母方の従兄のオーランド兄様を見つけました。
その近くには両親とエメリア侯爵であるアスター伯父様とウィンディ伯母様もいます!!
これは避難すべきところでしょう!!
「ルピリア様。伯父たちに挨拶をしたいので、失礼させていただいてもよろしいでしょうか?」
「あら?伯父様?」
「はい。母の兄で、エメリア侯爵アスターです」
「あぁ。アスター殿。確か外務大臣を務めていらっしゃるのですよね?」
「はい。中々会うことができない従兄も一緒におりますので少し話したいと思います」
「それならば仕方がありませんね。本日はとても楽しかったわ。今度はゆっくりとお話ししましょうね」
「・・・はい」
えぇ~また女子会(?)するの~?正直、イヤだけど否は言えない・・・
まぁ、新学期が始まってしまえばそうそう私が時間取れないし、ルピリア様も帰国されるだろうから、この冬期休暇さえ乗り越えられれば大丈夫だろう。
ルピリア様に再度の女子会(?)参加の言質を取られたけど、祝賀会中ずっと王族とその婚約者を独占しているのもマズイからね。
そそくさと両親たちの元へと逃げます。
本当は一人で逃げたかったけれど、今日のパートナーであるラジェル様を残すことはできないし、オーランド兄様は同級生だったそうなので久しぶりに話したいと言われてしまえばお断りできない・・・
「アスター伯父様、ウィンディ伯母様、オーランド兄様お久しぶりです」
「マリア久しぶりだね。それと、ラジェル殿も久しぶり」
「オーランド殿久しぶり。マリア嬢の従兄だったんだね。知らなかったよ」
「まさか、今回の新年祝賀会でマリアをエスコートしてくるとは知らなかったから驚いたよ。それにルピリア様まで参加されているとはね」
えっ!?伯父様オーランド兄様にルピリア様参加教えてなかったの?
お父様でさえ知ってたんだから、伯父様が知らないはずないよね?
チラっと伯父様の顔を見ると『イタズラ成功!』といわんばかりの笑顔です。
伯父様・・・ご自分の息子に対して何をしているんでしょうかね?
両親は呆れ顔です。伯母様は苦笑してます。恐らく伯父様から口止めされていたんでしょうねぇ・・・
隣ではラジェル様とオーランド兄様が楽しそうにお話ししているので、私は両親たちとお話ししていましょうかね。
「マリア。お疲れ様。中々側に行けなくて悪かったね」
「お父様。私は大丈夫です。お父様の方が大丈夫には見えないのですが?」
「・・・イヤ。大丈夫だよ」
イヤイヤイヤ全然大丈夫そうに見えないよ?
っとそうそう、お父様に聞きたいことがあったんだよ!忘れるとこだった。
「お父様?実はラジェル様とダンスをしている時に、ボーナイト騎士団長にものすっごく見られていたのですが・・・」
「・・・ファルコがマリアのことを見ていた?」
あ・・・あれ?お父様ちょっと怖いよ??
ライアン様との縁談をお断りしたからめっちゃ見られてたのかな?
するとお父様が小声でボソっと
「・・・あの野郎・・・フェリスにそっくりなマリアを息子の嫁にするのをまだ諦めてないのか?1回シメないとな・・・」
えっ!?ちょっと待ってよお父様。現役騎士団長をシメるとか言った?
確かに、学園在学中に決闘で勝ったらしいけど、20年近く前の事だよね?
相手は現役騎士団長だよ?大丈夫なの?
お父様の真っ黒い笑みを見て小刻みに震える私の横では、相変わらずラジェル様とオーランド兄様、そして母と伯父伯母が談笑している。
これは今日、屋敷に帰ったらお母様に相談しようと思った。
ルピリア様、ロベリア様姉妹の瞳がキラッキラしてますねぇ~
誰か助けてくれないかなぁ~・・・
ふと視線を巡らせれば、母方の従兄のオーランド兄様を見つけました。
その近くには両親とエメリア侯爵であるアスター伯父様とウィンディ伯母様もいます!!
これは避難すべきところでしょう!!
「ルピリア様。伯父たちに挨拶をしたいので、失礼させていただいてもよろしいでしょうか?」
「あら?伯父様?」
「はい。母の兄で、エメリア侯爵アスターです」
「あぁ。アスター殿。確か外務大臣を務めていらっしゃるのですよね?」
「はい。中々会うことができない従兄も一緒におりますので少し話したいと思います」
「それならば仕方がありませんね。本日はとても楽しかったわ。今度はゆっくりとお話ししましょうね」
「・・・はい」
えぇ~また女子会(?)するの~?正直、イヤだけど否は言えない・・・
まぁ、新学期が始まってしまえばそうそう私が時間取れないし、ルピリア様も帰国されるだろうから、この冬期休暇さえ乗り越えられれば大丈夫だろう。
ルピリア様に再度の女子会(?)参加の言質を取られたけど、祝賀会中ずっと王族とその婚約者を独占しているのもマズイからね。
そそくさと両親たちの元へと逃げます。
本当は一人で逃げたかったけれど、今日のパートナーであるラジェル様を残すことはできないし、オーランド兄様は同級生だったそうなので久しぶりに話したいと言われてしまえばお断りできない・・・
「アスター伯父様、ウィンディ伯母様、オーランド兄様お久しぶりです」
「マリア久しぶりだね。それと、ラジェル殿も久しぶり」
「オーランド殿久しぶり。マリア嬢の従兄だったんだね。知らなかったよ」
「まさか、今回の新年祝賀会でマリアをエスコートしてくるとは知らなかったから驚いたよ。それにルピリア様まで参加されているとはね」
えっ!?伯父様オーランド兄様にルピリア様参加教えてなかったの?
お父様でさえ知ってたんだから、伯父様が知らないはずないよね?
チラっと伯父様の顔を見ると『イタズラ成功!』といわんばかりの笑顔です。
伯父様・・・ご自分の息子に対して何をしているんでしょうかね?
両親は呆れ顔です。伯母様は苦笑してます。恐らく伯父様から口止めされていたんでしょうねぇ・・・
隣ではラジェル様とオーランド兄様が楽しそうにお話ししているので、私は両親たちとお話ししていましょうかね。
「マリア。お疲れ様。中々側に行けなくて悪かったね」
「お父様。私は大丈夫です。お父様の方が大丈夫には見えないのですが?」
「・・・イヤ。大丈夫だよ」
イヤイヤイヤ全然大丈夫そうに見えないよ?
っとそうそう、お父様に聞きたいことがあったんだよ!忘れるとこだった。
「お父様?実はラジェル様とダンスをしている時に、ボーナイト騎士団長にものすっごく見られていたのですが・・・」
「・・・ファルコがマリアのことを見ていた?」
あ・・・あれ?お父様ちょっと怖いよ??
ライアン様との縁談をお断りしたからめっちゃ見られてたのかな?
するとお父様が小声でボソっと
「・・・あの野郎・・・フェリスにそっくりなマリアを息子の嫁にするのをまだ諦めてないのか?1回シメないとな・・・」
えっ!?ちょっと待ってよお父様。現役騎士団長をシメるとか言った?
確かに、学園在学中に決闘で勝ったらしいけど、20年近く前の事だよね?
相手は現役騎士団長だよ?大丈夫なの?
お父様の真っ黒い笑みを見て小刻みに震える私の横では、相変わらずラジェル様とオーランド兄様、そして母と伯父伯母が談笑している。
これは今日、屋敷に帰ったらお母様に相談しようと思った。
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