ヘタレな無自覚野心家の呟き
裕福な伯爵家に生まれた俺にはずっと好きな人がいる。
小柄で、ふわふわの金髪、淑女としては欠点な天然で座学より剣術が得意なところも物凄く可愛い。
剣を振り回し、大柄な男を踏みつけ、勝利を噛みしめている所も。
「子ザル」とからかう奴らもいるが、子ザルはきちんと教育すれば頼もしい忠臣になるから、成長に期待と揶揄っているだけだろう。
貴族は政略結婚が主流だったが、時代は変わりつつある。
うちのほうが、資産力はあるし、互いの両親を説得できる自信はあるが、好きな人とは権力でなく、心で結ばれたいので、常に赤い糸になりそうなタイミングを探している。
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