生きる事を望まぬ僕に異世界は救いをもたらす。

自殺しよう。そう決意したのは今日の朝のことだ。学校に行けば不良生徒にいじめを受け、家に帰れば親から暴力を振るわれる。こんな日常に嫌気がさしてからである。
僕のことを助けてくれる人間など誰一人としておらず、このまま生きるというのならば、この体が壊れるまで同じ毎日が続くのだろう。だからこそ自らの手で、この体を休ませてあげることにしたわけである。そうすれば僕と体は永遠の幸せを手に入れることができるのだから。
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