光の軍医 ルカ 第四章「美しいままで」
長い遠回りの果てに。「誰かを愛して、愛されてもよかったんだ。」
仲間たちの元へ戻り、自由と温かい居場所を取り戻したはずのルカ。しかし、彼の心は海都にはなかった。夜毎にゼノスの夢に苛まれ、自らの胸に空いた「空白」の正体を突きつけられる日々。
帝国が終わりを迎え、城が紅蓮の炎に包まれる中、ルカは己の心に嘘をつけず、再びあの男の元へと走る。
そこで待っていたのは、致命傷を負い、独りで死にゆこうとする宿敵との再会だった。
崩れ行く城で激しく求めあう二人。
母の遺した言葉の本当の意味を知り、呪いから解き放たれたルカは――。
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