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都市崩壊編
地竜 最終決戦
『がはははっ!!流石だなお前達、ならば吾輩はもう片方の足をやるぞ!!』
体勢を崩した地竜の隙を逃さずにゴウライは背中の「デュランダル」を引き抜き、レナの退魔刀を上回る重量と硬度を誇る大剣を軽々と振り抜いて地竜の前脚に叩きつける。切り裂くというよりも叩きつけるという表現が正しく、頑丈な岩石の外殻が一撃で亀裂が生じた。
『オアアッ……!?』
『ぬうっ?意外と硬いな……ならばこれでどうだ!!旋風!!』
『ッ……!?』
ゴウライは一撃では破壊できなかった地竜の前脚に対して今度は戦技を発動させて攻撃した瞬間、轟音と共に地竜の片足が崩れ去り、完全に前脚を破戒された地竜は前のめりに倒れこむ。その様子を確認した他の剣聖も動き出し、地竜の巨体を支える残された足を狙う。
「回転!!」
「和風牙!!」
ジャンヌとロウガは地竜の後脚に攻撃を仕掛け、横回転と縦回転を加えた斬撃を叩きこむ。地竜の全身を覆う岩石の外殻は鋼鉄を遥かに上回るはずだが、回転を加えて最大速度で振り払われた刃を受けた瞬間に外殻が剥がれ落ちる。それでも完全な破壊までには至らず、全体に亀裂が広がる程度だった。
「退け!!とっておきを食らわしてやる!!」
亀裂が生じた地竜の後脚に対してシュンが駆け寄ると、刀身に風の刃を纏わせて彼は刃を突き刺した瞬間、内部から風の魔力が溢れ出して外殻が内側から破壊される。
『ウオオッ!?』
「へ、どうだ!!俺の新しい剣技は!?」
「馬鹿者!!まだ脚は残っているぞ!!」
シュンの攻撃によって地竜の左後脚は砕け散ったが、最後に右後脚が残されており、たった1本の足だけになりながらも地竜は起き上がろうと動き出す。
『オオオオオッ……!!』
「まだ立つ気か!?」
「退いて下さい!!」
身体を震えさせながらも必死に起き上がろうとする地竜に対してシュンは驚くが、そんな彼の横をレナは通り抜ける。既に両足は素足の状態のままであり、覚えたての「瞬動術」を発動させて限界まで速度を高めた状態でレナは退魔刀を両手に握りしめ、最後の地竜の後脚に向けて攻撃を仕掛ける。
(この一撃で仕留める!!)
大剣を繰り出す前にレナは「重撃剣」を発動させ、手元に紅色の魔力を滲ませた状態で横向きに構えた退魔刀を振り翳し、全身全霊の力を込めて振り払う。
「がああああっ!!」
『ッ――!?』
狼の咆哮を想像させる大声を叫びながらレナは退魔刀の刃を地竜の後脚に叩きつけた瞬間、衝撃波のような振動が発生し、地竜の最後の脚が完全に砕け散った。その結果、四肢を失った地竜は立ち上がる事も出来ずに胴体が倒れこみ、派手に土煙を舞い上げながら地面に沈む。
『複合戦技「鬼刃二式」を習得しました』
「……二式?」
攻撃を仕掛けた直後にレナの視界に新たな戦技が覚えた事を示す画面が表示され、何時の間にか剣鬼の能力を覚醒させていたのか退魔刀の刃には紅色の魔力が纏っていたが、やがて消え去る。
『オァアアアアッ……!!』
「ふうっ……どうやら終わったようね」
「うむ、この状態ではこやつも何も出来まい」
「後は止めを刺すだけだな……」
四肢を失った事でまともに動くことも出来ないのか地竜は悲し気な鳴き声を上げ、せいぜい身体に振動を加える程度の事しか出来ない。完全に地竜の核を破壊するまでは安心できないが、それでも行動不能に追い込んだ事は間違いない。
「よし、後はこいつの中に隠れている核を見つけ出してぶっ壊せばいいだけだな?お前等は下がってろ、俺一人で片付けてやる」
「何!?それは聞き捨てならんぞシュン!!これ程の大物を倒せばどれほどの経験値が得られる事か……その役目はお前のような若造に任せる事は出来ん!!」
「うるせえジジイ!!ていうか、若造も何も俺の方が年上だろうが!!」
「ま、まあまあ……落ち着いて下さい御二人とも」
「全く、こんな状況でも言い争いを始めるなんて呑気な奴等ね……」
地竜に止めを刺して経験値を入手しようとしたシュンをロウガが抑え、慌ててジャンヌが二人を宥めるとシズネはそんな彼等のやり取りに呆れてしまう。そんな彼女の元にカゲマルを背負ったゴンゾウが現れる。
「皆、無事か?」
「すまない……世話をかけたな」
「貴方は……ごめんなさい、名前は何だったかしら?氷雨のギルドマスターとよく一緒に居る人よね?」
「……カゲマルだ」
ゴンゾウに背負われたカゲマルを見て初対面だったシズネは訝しみ、そんな彼女の反応に溜息を吐きながらもカゲマルは自己紹介を行う。基本的には氷雨のギルドの中でも実力者で人望はあるカゲマルだが、世間一般ではマリアの付き人という認識しかされていないため、部外者であるシズネが知らないのも無理はない。実際の所、カゲマルの場合は役職的に目立ちすぎるわけにはいかず、普段から隠密行動を取っているせいで影が薄い。
「どうやら皆は無事のようだけど……他の人は大丈夫かな?」
「そうだ!!確かアカイの馬鹿は何処に消えた!?あの馬鹿野郎が地竜の奴に踏み潰される所は見たが……」
「……ここだ」
シュンが思い出したようにアカイの姿を探すと、彼の背後からアカイの声が響き渡り、全員が振り返るとリンダに肩を貸して貰いながらレナ達の元へ歩むアカイの姿が存在した。
体勢を崩した地竜の隙を逃さずにゴウライは背中の「デュランダル」を引き抜き、レナの退魔刀を上回る重量と硬度を誇る大剣を軽々と振り抜いて地竜の前脚に叩きつける。切り裂くというよりも叩きつけるという表現が正しく、頑丈な岩石の外殻が一撃で亀裂が生じた。
『オアアッ……!?』
『ぬうっ?意外と硬いな……ならばこれでどうだ!!旋風!!』
『ッ……!?』
ゴウライは一撃では破壊できなかった地竜の前脚に対して今度は戦技を発動させて攻撃した瞬間、轟音と共に地竜の片足が崩れ去り、完全に前脚を破戒された地竜は前のめりに倒れこむ。その様子を確認した他の剣聖も動き出し、地竜の巨体を支える残された足を狙う。
「回転!!」
「和風牙!!」
ジャンヌとロウガは地竜の後脚に攻撃を仕掛け、横回転と縦回転を加えた斬撃を叩きこむ。地竜の全身を覆う岩石の外殻は鋼鉄を遥かに上回るはずだが、回転を加えて最大速度で振り払われた刃を受けた瞬間に外殻が剥がれ落ちる。それでも完全な破壊までには至らず、全体に亀裂が広がる程度だった。
「退け!!とっておきを食らわしてやる!!」
亀裂が生じた地竜の後脚に対してシュンが駆け寄ると、刀身に風の刃を纏わせて彼は刃を突き刺した瞬間、内部から風の魔力が溢れ出して外殻が内側から破壊される。
『ウオオッ!?』
「へ、どうだ!!俺の新しい剣技は!?」
「馬鹿者!!まだ脚は残っているぞ!!」
シュンの攻撃によって地竜の左後脚は砕け散ったが、最後に右後脚が残されており、たった1本の足だけになりながらも地竜は起き上がろうと動き出す。
『オオオオオッ……!!』
「まだ立つ気か!?」
「退いて下さい!!」
身体を震えさせながらも必死に起き上がろうとする地竜に対してシュンは驚くが、そんな彼の横をレナは通り抜ける。既に両足は素足の状態のままであり、覚えたての「瞬動術」を発動させて限界まで速度を高めた状態でレナは退魔刀を両手に握りしめ、最後の地竜の後脚に向けて攻撃を仕掛ける。
(この一撃で仕留める!!)
大剣を繰り出す前にレナは「重撃剣」を発動させ、手元に紅色の魔力を滲ませた状態で横向きに構えた退魔刀を振り翳し、全身全霊の力を込めて振り払う。
「がああああっ!!」
『ッ――!?』
狼の咆哮を想像させる大声を叫びながらレナは退魔刀の刃を地竜の後脚に叩きつけた瞬間、衝撃波のような振動が発生し、地竜の最後の脚が完全に砕け散った。その結果、四肢を失った地竜は立ち上がる事も出来ずに胴体が倒れこみ、派手に土煙を舞い上げながら地面に沈む。
『複合戦技「鬼刃二式」を習得しました』
「……二式?」
攻撃を仕掛けた直後にレナの視界に新たな戦技が覚えた事を示す画面が表示され、何時の間にか剣鬼の能力を覚醒させていたのか退魔刀の刃には紅色の魔力が纏っていたが、やがて消え去る。
『オァアアアアッ……!!』
「ふうっ……どうやら終わったようね」
「うむ、この状態ではこやつも何も出来まい」
「後は止めを刺すだけだな……」
四肢を失った事でまともに動くことも出来ないのか地竜は悲し気な鳴き声を上げ、せいぜい身体に振動を加える程度の事しか出来ない。完全に地竜の核を破壊するまでは安心できないが、それでも行動不能に追い込んだ事は間違いない。
「よし、後はこいつの中に隠れている核を見つけ出してぶっ壊せばいいだけだな?お前等は下がってろ、俺一人で片付けてやる」
「何!?それは聞き捨てならんぞシュン!!これ程の大物を倒せばどれほどの経験値が得られる事か……その役目はお前のような若造に任せる事は出来ん!!」
「うるせえジジイ!!ていうか、若造も何も俺の方が年上だろうが!!」
「ま、まあまあ……落ち着いて下さい御二人とも」
「全く、こんな状況でも言い争いを始めるなんて呑気な奴等ね……」
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「皆、無事か?」
「すまない……世話をかけたな」
「貴方は……ごめんなさい、名前は何だったかしら?氷雨のギルドマスターとよく一緒に居る人よね?」
「……カゲマルだ」
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「どうやら皆は無事のようだけど……他の人は大丈夫かな?」
「そうだ!!確かアカイの馬鹿は何処に消えた!?あの馬鹿野郎が地竜の奴に踏み潰される所は見たが……」
「……ここだ」
シュンが思い出したようにアカイの姿を探すと、彼の背後からアカイの声が響き渡り、全員が振り返るとリンダに肩を貸して貰いながらレナ達の元へ歩むアカイの姿が存在した。
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