長い夏の出来事 1

........騒がしい


何事かと思えば

俺が嫌いな人間達が馬鹿騒ぎしている

俺「ほんっと、何が楽しいんだか.....」

そう言いながら視線を下へ落とす

そこには、大きい人間、小さい人間

様々な人間がいる

俺「ふーん」

ほんとにアイツら頭湧いてるんじゃないのか?

馬鹿か。

俺「はぁ、そろそろ帰るか。」

そう思った時だった

後ろに人間.......

おそらく15、6ぐらいだろうか

餓鬼がそこに立っていた

俺「........」

餓鬼「........」

俺「なんだ?てめぇ」

餓鬼「........」

俺「おい」

餓鬼「........鬼?」

俺「................は?........」

餓鬼「........?」

俺「ふーん........」

俺「俺が怖いか?」

餓鬼「........全然」

俺「なっ!?」

餓鬼「?」

俺は今まで人間の間では怖がられていたんだが

餓鬼は無表情のままだ...

面白くない奴だな

餓鬼「.....名前は?」

鬼「....名前?そんな物は無い」

名前...それは人間を区別するための記号に過ぎない

俺はそう思ってる

餓鬼「そう…」

鬼「お前はあるのか?」

餓鬼「うん。オレは×××××」

鬼「ふーん.....」

餓鬼「付けてあげようか?」

鬼「は!?」

餓鬼「エンリョシナクテイイヨ(棒)」

鬼「いや棒読み......」

餓鬼「じゃぁ......××とか....?」

鬼「........なんか雑だな」

餓鬼「...いや?」

鬼「嫌とは言ってない......」

餓鬼「じゃぁよろしく。××」

鬼「ちっ....」

なんかいいようにされたようだったな.....

まぁいい

少しからかってやるやるか...


.......と言うかコイツ、オレって言うあたり男か?

中性的な顔立ちだからわかんねぇな

まぁいいか

24h.ポイント 0pt
0
小説 213,383 位 / 213,383件 ミステリー 4,880 位 / 4,880件

あなたにおすすめの小説

側妃契約は満了しました。

夢草 蝶
恋愛
 婚約者である王太子から、別の女性を正妃にするから、側妃となって自分達の仕事をしろ。  そのような申し出を受け入れてから、五年の時が経ちました。

行かないで、と言ったでしょう?

松本雀
恋愛
誰よりも愛した婚約者アルノーは、華やかな令嬢エリザベートばかりを大切にした。 病に臥せったアリシアの「行かないで」――必死に願ったその声すら、届かなかった。 壊れた心を抱え、療養の為訪れた辺境の地。そこで待っていたのは、氷のように冷たい辺境伯エーヴェルト。 人を信じることをやめた令嬢アリシアと愛を知らず、誰にも心を許さなかったエーヴェルト。 スノードロップの咲く庭で、静かに寄り添い、ふたりは少しずつ、互いの孤独を溶かしあっていく。 これは、春を信じられなかったふたりが、 長い冬を越えた果てに見つけた、たったひとつの物語。

貴方なんて大嫌い

ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い

悪役令嬢の去った後、残された物は

たぬまる
恋愛
公爵令嬢シルビアが誕生パーティーで断罪され追放される。 シルビアは喜び去って行き 残された者達に不幸が降り注ぐ 気分転換に短編を書いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

殿下はご存じないのでしょうか?

7
恋愛
「お前との婚約を破棄する!」 学園の卒業パーティーに、突如婚約破棄を言い渡されてしまった公爵令嬢、イディア・ディエンバラ。 婚約破棄の理由を聞くと、他に愛する女性ができたという。 その女性がどなたか尋ねると、第二殿下はある女性に愛の告白をする。 殿下はご存じないのでしょうか? その方は――。

【完結】捨ててください

仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと貴方の側にいた。 でも、あの人と再会してから貴方は私ではなく、あの人を見つめるようになった。 分かっている。 貴方は私の事を愛していない。 私は貴方の側にいるだけで良かったのに。 貴方が、あの人の側へ行きたいと悩んでいる事が私に伝わってくる。 もういいの。 ありがとう貴方。 もう私の事は、、、 捨ててください。 続編投稿しました。 初回完結6月25日 第2回目完結7月18日