殺し合う家族
零細企業に務めるサラリーマンの新田順平には在日の妻、理沙と三人の娘がいた。会話のない夫婦、なつかない娘、少ない小遣いに辟易していた順平が唯一心を許していたのが、理沙の妹、麻里奈の夫である白井直也だった。
五歳年下、上場企業の会社経営、順平とは何もかもが違う直也だったが、在日朝鮮人の嫁を持つ者どうしは意気投合、酒を交わしては嫁の悪口で盛り上がっていた。
そんな白井から「嫁を殺しませんか?」と相談を受けた順平は半信半疑ながらも完全犯罪を画策していく、そんな折に白井に紹介された荒川宏美との不倫も相まって、次第に妻殺害が現実味を帯びていく。
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