初恋が終わって、僕達は本当の恋を知った。
高校三年生の生徒会長・嵐山龍司は、入学式で出会った一年生・村井瑛に一目惚れする。
容姿端麗ながら毒舌で生意気な瑛は、龍司の想いに気がつくことなくダンス部の先輩・吉田光と付き合い始め、毎日のように恋人の惚気を龍司に聞かせる。想い人の恋愛相談役という報われない立場に苦しみながらも、龍司は瑛の笑顔を守るため、ただひたすら隣に居続けることを選ぶ。
一方、生徒会会計の田澤透馬は、龍司の幼馴染。中等部時代から龍司へ片想いを続けていたが、その恋に終止符を打とうとしていた。そんな透馬を密かに想い続けていたのが、風紀委員長の宮内薫だった。
やがて光の浮気が発覚し、失恋した瑛は、初めて龍司の前で涙を見せる。優しく寄り添い続ける龍司に少しずつ心を開き、いつしか「会長がいないとつまらない」と思うようになっていく。
卒業が迫る中、龍司は長年秘め続けた想いを打ち明ける。
「好きだ。」
「知ってた。俺も好き。」
ようやく結ばれた二人を、透馬と薫は誰よりも温かく見守る。
そして卒業後――。
二つの恋が、それぞれの春に花開く。
笑って、泣いて、すれ違って、それでも誰かを大切に想い続ける学園BL。
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