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251、インフルエンザの予防接種
しおりを挟む最初からクライマックスに泣く犬助には悪いけれど、思わず笑ってしまったウサギです。
今年のインフルエンザは微妙に夏場でも感染している子は居たみたいですが、最近になって本格的に流行りだしたように感じます。
そのため、早めにお世話になっている小児科さんへインフルエンザの予防接種の予約を行っておきました。
……お世話になっている近所の小児科さんは、タイミングを逃すとなかなかインフルエンザの予防接種の予約が取りにくいのです。
早めに予約した甲斐も有って、無事に昼からの半休でクマ太郎と二人で子ども達の予防接種へと行くことが出来ました。
そんなインフルエンザの予防接種。
幼いお子さんは全国津々浦々、何処でも似たようなモノだとは思いますが、例に漏れることなく犬助とチュー助も注射は大嫌いです。
今回はクマ太郎が一緒に行ってくれたので、注射が嫌で暴れる可能性の高い犬助を任せることが出来ました。
そんな注射が大嫌いな五歳児犬助は、やはり小児科へと着いて、診察室の近くで待機する頃から泣き出してしまいました。
クマ太郎に抱っこされながら「注射キライ!こわい!」と泣く犬助は、オバケよりも注射の方が怖いらしいです。
ギャンギャン泣く犬助の姿に、小児科のベテランの看護師のお姉様方は微笑ましいものを見るように慣れた雰囲気で笑っています。
とうとう順番となりまして、私の子どもの頃からお世話になっているおじいちゃん先生の眼の前に座ることになった犬助。
ギャンギャン泣きながら「やざじぐしてくだざいっ!」「もしもし(聴診)だけがいい!」と犬助は叫びます。
そして、先生が注射器を取り出して犬助がそれを視認した瞬間が、犬助の怖いという気持ちのピークとなりました。
クマ太郎曰く、そんなに強い力で暴れたり、抵抗していなかったとは言うものの、看護師さん二人とクマ太郎で抑えにかかる姿は十分に暴れているように見えました。
注射が終わったあとも、しばらくは鼻をズルズル、涙を流して顔をクシャクシャにして泣いていた犬助。
犬助があまりにも注射を打つ前から泣いていたので、逆にチュー助は不安そうでは有りましたが泣くには至りませんでした。
……しかし、それも先生の前に座るまでの話でした。
先生の前にクマ太郎と一緒に座って、にーにの次に自分が注射をされると理解した瞬間に泣き出しました。
しかも、チュー助はインフルエンザの予防接種とは別にもう一本予防接種が有りましたので、両腕に打つこととなりました。
注射のあとはしばらく泣いてご機嫌斜めだった犬助とチュー助。
慰めてあやして、近くのオモチャ屋さんでウインドショッピングしたりして、何とかご機嫌は回復しました。
しかし……子どものインフルエンザの予防接種って2回でワンセットなんですよね……。
犬助とチュー助には、まだもう一回予防接種が有るよとは言えないなぁ……と思った私です。
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