Goodbye Alice

《時計の秒針は左へ進む。
この世界は、すべてが可笑しく狂おしい。あるものは言った。
「この世界は狂ってしまった」とー…。》

ある日少女が目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中だった。少女の名前はアリス。
困惑しているアリスの前に現れたのはクロード・フィラインドという人物だった。その人物が語るには、この国はアリスが住んでいた世界とは、全く別の、トランプの世界だと言うのだ。

アリスをきっかけに、その世界の歯車は動き始める。

始まりと終わりの鐘が鳴り、新たな命が生まれた。最初は平穏な、幸せな世界だった。【それは】いつから狂ってしまったのか。気づかないところで何かが変わった世界。

ある者は混沌を。またある者は愛、真実、不変、理を求めた。

アリスが〈その世界〉に現れた理由とは一体なんなのか。真相が明かされるー…。

時計の針が右に動き始めるとき、なにを得るのだろうかー…?
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