曼華国奇譚
「お探ししました、公主様」
東雲国の青楼、群芳院で、幼い頃に楼主に拾われ、そのまま下働きとして生活をしてきた少女、紅蘭(コウラン)。
青楼の用心棒である幼馴染、清風(セイフウ)とともに、平凡な、しかし平和な日々を過ごしていた彼女は、ある日、隣の曼華国から死海を越えてきた二人の客人に、突然目の前で叩頭される。
彼らは紅蘭が曼華国王族の唯一の生き残りで、王となり国を支える責務があると言うのだ。そして、15年前に魔族に侵され、荒れに荒れた曼華を救えるのは、公主たる彼女しかいないということも。
曼華国に蔓延る魑魅魍魎を退治するべく、紅蘭たちは旅に出る。だがその道は険しく、先の見えない王の道であったーー
東雲国の青楼、群芳院で、幼い頃に楼主に拾われ、そのまま下働きとして生活をしてきた少女、紅蘭(コウラン)。
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