ゆらゆら
地味で内気な高校三年生の青柳夏芽(あおやぎなつめ)は、毎晩寝る前にSNSを見るのが日課だった。それは周りの話に置いていかれないための、半ば義務のようなもの。
ある夜、いつものようにネットの海を漂っていた夏芽は一枚の写真に目を奪われる。
桜の木にもたれかかった、あまりにも美しすぎる男。それは予告無く現れた一番星のようで。夏芽は、白金の髪を靡かせた無表情な彼に一目惚れしてしまう。
アカウント名は桜の絵文字。
分かっているのは顔と誕生日、そして大学の名前。
彼に会いたいと思った夏芽は、桜の君と同じ大学に入学する。
笑わないインフルエンサーと、彼を追いかけてきた平凡な後輩。そんなふたりの焦れったいピュアラブ。
ある夜、いつものようにネットの海を漂っていた夏芽は一枚の写真に目を奪われる。
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