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そろそろ…ザマァして見せましょう!
ルーファスの行くへ
しおりを挟む「ごめんなさい!コレの断罪は用意してないのよ!」
女帝様が、パーティー後にそう言った。
パーティーは余興も終わり、貴族たちも満足して帰っていった。
「コレのことは貴方しか断罪出来ないわ」
ルーファスは一国を相手にした男だ。
女帝様の判断もよくわかる。
「…どうしましょう」
「先輩…諦めて、飼うしかないのでは?」
「ワンワン」
尻尾を全開にしてフルように見えるけど…正真正銘…ルーファスなんです。
獣人化した訳でもありません。
ルーファスはルーファスなんです!
「コレの世話は私はしませんよ」バールも逃げた。
「えー!…うーん。ここまで育ててしまったのはわたくしですし…仕方がないのかしら?」
「…ヘタレワンコ…可愛いじゃないですか?もう、この辺で妥協しては?」
「何度もわたくしは妥協したのよ?裏切り者はコレ!」
馬車の足元でわたくしに足蹴にされても、嬉しそうにするルーファス。
「躾けし直しね?」
「あー、やっぱりヘタレ好きなんですね?先輩も!」
「あら?マサヒロくんはしっかり者が実は好きなんでしょう?」
バールの隣にチャッカリ座る神子様。
「えー?前世から天才肌が好きなんです!完璧な人!」
「マドレーヌ様はダメですよ?神子さま」
バールにまだ思いは通じてないらしい。
不貞腐れる神子様。
こうして、わたくしのザマァは終了した。
その後?
「良かったわ!優秀な乳母が側にいて、子育て手伝ってね?」
「えー!嫌ですよ!半分アレの血流れてるのでしょう?」
嘆く神子様の腕には、神子様とバールの子。
それと、わたくしの可愛い娘がいた。
「大丈夫よ!あの国の立て直しのために派遣して、ルーファスはいないから、悪影響なんて受けないわ!」
そう、思いたい。
おしまい
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みんなの感想(61件)
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面白かったー
おすすめから来たけど、後半から展開が???で???
主人公が楽しそうなとこが良かったけど、結局主人公もクズ好きで・・・え?
読者にフラストレーションを与えるだけ与えて断罪はアッサリ、なんかよく分からんまま主人公はクズと元サヤで子供いるけどクズは遠くへやってって・・・?
結局、なんだったんですかね、コレ。
クズ萌えは別に良いですけど、それならそうであらすじなりタグなりで記載してほしかったですね。
結局モトサヤ?最後犬だったように思うけど主人公はダメ男好きやなくて変人ずきってこと?
マジで後半よく分からんかった。なんのために国でたのかもわからん。