上 下
39 / 49

はじめて…

しおりを挟む
「そうだ。いいものがあったんだった。」

異物がなくなり、震える孔に優しくクリームを塗る。
秋口に渡された潤滑油。

冷たい感触に、ピクッと震えた。



「これで痛くないとは思うんだけど、きつかったら言ってね。」


「あぁん…、なんだか変な感じ…っ。」

上着を脱ぎ、ズボンとパンツを脱ぎ捨てれば、俺の欲望も丸わかりだ。

香月のモノは、さっきの吐精で横たわっている。


香月より大きい俺のモノを見て、怖くないだろうか。



とろん、と俺を見る香月。



「みて、香月。香月が欲しくてこんなに固くなってる。……香月の顔を見ながら抱きたいけど、最初は負担かけたくないから、バックからでいいかな。」

「うん!抱きしめてほしいっ!」




最初に香月に入った感触は、熱くて。

香月は体中で俺を抱きしめた。

俺も香月を抱きしめた。



抱き合って、ナカに出してしまって、避妊具を使うことを忘れてしまっていたことを思い出して謝った。





「香月。お風呂に行こう。」

ナカもキレイにしてあげなきゃ。

お姫様抱っこ!をしてお風呂に入り、抱いたまま足を割って掻き出した。

恥ずかしそうに腕の中で震え、目を伏せる彼が愛しくて。

結ばれたのだと感極まる。


「ん、んっ。」


シャワーの湯とともに、香月の胎内から注いだ種が流れていった。




「香月。外にジャグジーもあるけどどうする?」

「せっかくだし入りたい………。」


ジャグジーは2人で入るには狭くて、だけどそこがいい。




満天の星と花の香り。

ぴったりとくっついて、幸せだ。



ああ………。童貞処女だったけど、香月も気持ち良さそうだったから良かった。

次は余裕なく果てないようにしたい。




ガコッ。





下から、不審な音が聞こえた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】婚約破棄された公爵閣下を幸せにします

BL / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:2,002

あなたにはもう何も奪わせない

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:44,262pt お気に入り:2,779

負け組スタート!(転生したけど負け組です。)

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:958pt お気に入り:2

【完結】異世界転移で、俺だけ魔法が使えない!

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:284pt お気に入り:203

わたしはお払い箱なのですね? でしたら好きにさせていただきます

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:29,574pt お気に入り:2,540

処理中です...