神の檻と、魔王の空

――神に愛された少年は、魔王に恋をした。

美しい容姿ゆえに村で疎まれながら生きてきた少年・リュカ。
ある日、村を守るための生贄として、神殿へ捧げられる。

神に差し出された先で待っていたのは、死ではなかった。
神はリュカを一目見て執着し、神殿の奥に囲い込む。
「守る」と告げながら、誰にも触れさせず、優しさと支配で閉じ込めていく神。
その愛は慈悲ではなく、静かな狂気だった。

だが、魔界の王ヴェルグが神殿を襲撃し、リュカを攫うことで運命は変わる。

冷酷と恐れられる魔王。
けれどヴェルグは、神とは違う温度でリュカに接した。
閉じ込めず、選ばせ、広い空の下へ連れ出す。
魔界で過ごすうち、リュカは初めて自由を知り、そしてヴェルグに恋をする。

しかし明かされる真実は、あまりにも残酷だった。
神に愛された少年。
魔王に愛された少年。
そして、世界を壊すほど重すぎる愛。

最後に残るのは、救いか、破滅か。
これは、神の檻と魔王の空のあいだで揺れた、ひとりの少年の愛の物語。

※画像は生成AIに作成してもらいました。
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