灰の上で待っている
大聖堂での聖なる儀式の最中、青年僧侶アドラは胸に隠した刃を握りしめた。
彼の視線の先には、故郷を滅ぼした仇敵――『救国騎士』スピネルがいる。
十年もの間、憎悪だけを糧に、アドラは敵の懐であるエステリア王国でこの日を待ち続けていた。
「姉さん……仇は討つよ。この手で」
しかし、計画は思わぬ方向へ転がり始める。
あろうことか、そのスピネルがアドラを探しているというのだ。
警戒しながらも、復讐の好機とみて呼び出しに応じるアドラ。
ついに二人きりで対峙した瞬間、スピネルは恍惚の笑みを浮かべ、彼の名を呼んだ。
「あの燃える家から生き延びたんだね」
全てを知っていた仇敵から告げられたのは、命乞いでも嘲笑でもなく、あまりにも異様な言葉だった。
「私の復讐を手伝ってほしい。エステリアを、共に滅ぼそう」
憎い仇からの、狂気に満ちた共闘の誘い。不死身の騎士が抱える秘密とは?
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ちょっと甘くてちょっと切ない、大人のスローな恋模様です。
毎日21:30更新(10/4完結)
全6話予約投稿済み
X→https://x.com/bunbun_melon
番外編にするまでもない小ネタSSは全てこちらです。甘かったり愛が重すぎてちょっと様子がおかしかったり。私の脳内の墓場です。気軽に墓参りしていただけたら喜びます。
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