マルヴィナの両翼
『だいじょーぶだ、こさめ!俺がずっと、手を握っててやるからな!』
男子中学生の霧夜にとって、幼馴染の少女・小雨を守るのは義務のようなものだった。中学生になり、霧夜は小柄なまま、小雨に身長を追い抜かれてもそれは変わらずに。
ある日交差点で奇妙な”腕”に襲われた霧夜は、小雨と共に異世界へと飛ばされてしまう。しかも、小雨とは性別が入れ替わった状態で。
女になっても、心は男のまま。男になっても大人しい性格の小雨を変わらず守るべく、慣れない異世界で奮闘することに決める霧夜。元の世界に帰るために、この世界の神様であるマルヴィナ様とやらを鎮めるための旅に出るのだが……。
二人を襲う、あまりにも無慈悲な悲劇。
そして彼らはやがて、この世界のおぞましい真実に直面することになる。
性別の変わってしまった体と使い物にならない制限つきのチートスキルだけで、一体どこまで戦い抜くことができるのか?
これは夢も希望もない、情け容赦ない異世界転生物語である。
男子中学生の霧夜にとって、幼馴染の少女・小雨を守るのは義務のようなものだった。中学生になり、霧夜は小柄なまま、小雨に身長を追い抜かれてもそれは変わらずに。
ある日交差点で奇妙な”腕”に襲われた霧夜は、小雨と共に異世界へと飛ばされてしまう。しかも、小雨とは性別が入れ替わった状態で。
女になっても、心は男のまま。男になっても大人しい性格の小雨を変わらず守るべく、慣れない異世界で奮闘することに決める霧夜。元の世界に帰るために、この世界の神様であるマルヴィナ様とやらを鎮めるための旅に出るのだが……。
二人を襲う、あまりにも無慈悲な悲劇。
そして彼らはやがて、この世界のおぞましい真実に直面することになる。
性別の変わってしまった体と使い物にならない制限つきのチートスキルだけで、一体どこまで戦い抜くことができるのか?
これは夢も希望もない、情け容赦ない異世界転生物語である。