『王太子に婚約破棄されたので、王国の財政支援をやめました』
公爵令嬢セレスティアは、七年間、王国の財政・諜報網・魔道具開発を陰から支えてきた。だが王太子アレクシスは聖女候補に夢中になり、彼女を「権謀術数に染まった冷たい女」と断罪。婚約を破棄する。セレスティアは泣いてすがることなく、私財と公爵家の技術による王国への支援を正式に終了した。その日から、王宮の資金繰りは狂い、辺境の防衛網は弱まり、隠されていた不正が次々と露見する。一方、隣国の冷徹公爵レオンハルトは、彼女の才能と孤独を正しく見抜き、国家再建の協力を求めた。利用から始まった関係は、やがて誰にも譲れない愛へと変わる。王国が失ったものの大きさを知る頃、セレスティアは初めて、自分の人生を自分のために選び始めていた。
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