悪役令嬢の婚約者に転生しました
俺ことエルネクト・リエンダはリエンダール国の第二王子だ。
ある日あまり仲の良く無い学友の家に招かれた俺は、学友自慢の庭で彼の異母妹エバーナと出会った。
冷たくエバーナに接する学友を上手く追い払い、エバーナと話す内俺はある記憶が蘇ってきた。
エバーナ ゴレロフ、この名前を俺は前から知っていた。
前からいいや、これは前世の記憶。
前世姉が好きだった「火の乙女は恋願う」というベタな乙女ゲームがあった。
それに出てくる悪役令嬢がエバーナ、そして俺はエバーナを卒業パーティーで断罪し、婚約破棄する王子として出てくるのだ。
ゲームの中で悪役だった筈のエバーナは、ゲームの内容通りであれば17歳で俺に処刑宣告されるけれど、そんなの理不尽だよな?
だって、どうかんがえても浮気した王子の方が悪いじゃないか。
目の前のエバーナは、将来悪役令嬢になるとは思えない位に優しい子だ。
自分の浮気が元で彼女の未来を悪くするなんて、そんな寝覚めの悪い事出来るか。
よし、俺は浮気しない。
実の兄に脅えて暮らす彼女を守って、幸せにしてやる。
出会ったその場で密かに心に誓い、俺は未来の悪役令嬢(予定)の婚約者になる事にした。
番外編もありますので、良かったらそちらもよろしくお願いします。
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