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エピソード
新規出店 3
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飛竜便が地上に降りる。
町の中心からは離れていて、少し遠いところに家が疎らに建っているだけだった。
「え?こんな町から離れたところに、こんなに大きな土地を買っちゃったの?」
「お嬢が言ってたショッピングモール?ってのを作るのが面白いかなって。」
「!!」
ショッピングモールか。
それなら面白いかも。
でも、集客は大丈夫なのかな。
この町はそれほど大きくないように見えたけど・・・・・・はっ?
くすくす笑う声が聞こえる。
3人分。
私は口を開けたまま、3人を振り返る。
「どうっすか、お嬢。ぶっ飛んだ発想、できるっしょ?」
視界に捉えた第一国民は、三角のピンと立った耳に、一抱え程有りそうなふっさふさの尻尾がある、狐獣人だった。
目だけ身体強化して辺りを見回すと、本当にいろいろな種の獣人がいる。
目の前の光景に興奮しすぎて、思わず大声を出しそうになった私の口を、侍女のベアトリスが塞ぐ。
「お嬢様、お気持ちは分かりますが、ここで騒いでは獣人の方たちに失礼になりますよ。」
言われてハッとする。
私の前世知識ではファンタジーの世界の住人でも、私が生きているここは、現実世界。
この世界で生きている彼らは、私たちと同じ、人なのだ。
町の中心からは離れていて、少し遠いところに家が疎らに建っているだけだった。
「え?こんな町から離れたところに、こんなに大きな土地を買っちゃったの?」
「お嬢が言ってたショッピングモール?ってのを作るのが面白いかなって。」
「!!」
ショッピングモールか。
それなら面白いかも。
でも、集客は大丈夫なのかな。
この町はそれほど大きくないように見えたけど・・・・・・はっ?
くすくす笑う声が聞こえる。
3人分。
私は口を開けたまま、3人を振り返る。
「どうっすか、お嬢。ぶっ飛んだ発想、できるっしょ?」
視界に捉えた第一国民は、三角のピンと立った耳に、一抱え程有りそうなふっさふさの尻尾がある、狐獣人だった。
目だけ身体強化して辺りを見回すと、本当にいろいろな種の獣人がいる。
目の前の光景に興奮しすぎて、思わず大声を出しそうになった私の口を、侍女のベアトリスが塞ぐ。
「お嬢様、お気持ちは分かりますが、ここで騒いでは獣人の方たちに失礼になりますよ。」
言われてハッとする。
私の前世知識ではファンタジーの世界の住人でも、私が生きているここは、現実世界。
この世界で生きている彼らは、私たちと同じ、人なのだ。
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