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第四十二話 偶然の再会
しおりを挟む[リリア視点]
ビリーが私達に使い魔をつけてくれたお陰で私達だけで街に出ることが出来ようになった。
ちなみに、ビリーは領地に戻って、仕事をしているらしい。
だから、今回はソフィアも連れて来てない。
私の使い魔でもあるアメジストドラゴンの子はアメちゃんと名付けた。
最近は同じベッドで寝ている。
そして、今私はアメちゃんとエレネちゃんとシアナちゃんと2人の使い魔の子達と街に来ている。
ちなみに、エレネちゃんの子はフウちゃん、シアナちゃんの子はアクちゃん。
私達は街で買い物を楽しんでいた。
荷物はビリーから貰った魔法袋の中に入れているため、手ぶらで買い物を楽しめる。
街をエレネちゃんとシアナちゃんと歩いていると後ろから声を掛けられたのだ。
その声は懐かしを感じた。
「もしかして、リリアちゃん?」
私が後ろを振り向くと驚いてしまった。
だって、私の後ろにはビリーの両親がいたのだから。
私はビリーの両親に挨拶をして、話し込んでしまった。
「ねぇ、リリア。その人達は?」
「あ、私ったらごめんなさい。えっと、エレネちゃん、シアナちゃん、この方々はビリーの両親です」
私の言葉にエレネちゃんとシアナちゃんが驚きの表情を浮かべていた。
「リリアちゃん、この子達は?」
「実はビリーの婚約者なんです。もちろん、私もビリーの婚約者です」
その発言にビリーの両親は驚きの表情を浮かべていた。
その後、お互いに自己紹介をした。
自己紹介を終えた後、ビリーのお母様がシアナちゃんに近づいた。
「もしかして、貴方がシアナちゃん?」
「えっ、う、うん。私がシアナ」
ビリーのお母様は何も言わずにシアナちゃんのことを抱き締めたのだ。
突然のことにシアナちゃんは驚いて固まってしまった。
「可愛い。貴方、この子うちの子にしましょう」
そう言いながら、ビリーのお母様は興奮していた。
「落ち着きなさい。ほら、シアナ君が困ってくるから」
「あら、ごめんなさい。つい、可愛くて」
そう言いながら、ビリーのお母様はシアナちゃんのことを離した。
「う、うん。大丈夫」
その後、私達はビリーの両親を屋敷に招待した。
屋敷に向かう途中にビリーがシードラゴンと戦った時の映像の話になった。
どうやらビリーの両親もその映像を買ったみたいだ。
私が何をしているかと聞くと、新しい商家を立ててそこを成長させていると答えてくれた。
ここに来たのは仕事のためで、私達に出会ったのは偶然らしい。
屋敷に到着した私達はビリーの両親達をお父様のところに案内した。
お父様は突然ビリーの両親が来たことに驚いた表情を浮かべていた。
その後、お父様はビリーの両親と一緒に応接室に行ってしまった。
案内が終わった後、私達は私の自室に集まり、購入したものを広げて過ごした。
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