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八章 冒険者編

121話 正体

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 魔王アルバラードの最初の偉業はアメリア・メイダールの【動く塔】を破壊した事だろう。

 当時大陸を闊歩してた塔を陥落させ、後にアメリアを討ち取った。更にその信者や繋がっていた領主、匿った貴族を一掃し、ブルクハルト王国の建国を行なったとされる。

 アメリアは大陸の災厄だった。
 彼の右腕、リリアス・カルラデルガルドもアメリアにより家族や故郷を奪われている。
 
 魔大陸南、彼女に対抗出来るのはもはやアルバラードの勢力だけだった。
 アメリア・メイダールの討伐なくしては平和は訪れない。志しが同じ者と結託し、とうとう彼女を倒した。

 しかし、それは恐るべき恐怖政治の幕開けでしかなかった。

ーー【魔大陸の魔歴ー7人の魔王ー】初版発行/5048年
執筆者代表オコーネリア・バルバット
ユニオール・ナイル国シーナ街シュルツ通り203ーー





 レティジールの頭の中は恐怖と混乱に陥っていた。目の前で微笑む魔王につられて、貼り付けた笑いを浮かべる。
 衣類がじっとりと濡れているのは、緊張により汗が分泌されているからだ。

 トモダチになると言えば、この場で奴隷の焼印を押されるのかもしれない。
 気分を害してはならない。彼が指で指示するだけで、絨毯のシミにされる。殺す事に微塵の躊躇いもないだろう。
 レティジールは泣き出したい衝動に駆られた。
 
「う…、」

『大丈夫?体調が悪いなら少し休んで行くかい?』

 お前が目の前にいるから気分が優れないんだ!などと言ったら、周囲の部下に惨殺されるだろうか。

 穏やかに細めた目に覗くルビーアイが禍々しく思える。その笑顔の下で、一体何を考えているのだろう。詐欺を働いていたレティジール達を此処まで連れて来て見逃すとは思えない。
 
 剣聖と魔王は繋がっている。

 ならば偽物の噂を聞き付けた魔王が秘密裏に自ら動いた理由は、本物の顔を立てる為か。

「…ッすんませんっしたぁあッ!」

「な…」「リーダー!?」

 レティジールは一目散に後方の扉へ駆けて行った。その後にゼレス、ニナ、アンドリューも続く。

 その場に取り残された魔王はポカンと口を開けて固まっていた。

『あれ?』

 横に居た美女へ困った顔をする。

『……僕は何かいけない事をしたかな?』

「いいえ。アルバ様がご判断を違えた事は一度たりとも御座いません」

 リリアスは美しい微笑みを浮かべて答えた。
 アルバは小さく唸った後息を吐いて、玉座に腰を下ろす。

『そう言えばリリス、城に入る時に見えたのだけど君の執務室の辺り工事してる?どしたの?』

「申し訳ありません。壁が古くなっていたのか、少し力を入れたら吹き飛んでしまいまして…」

『そっか…。大丈夫だったかい?』

「はい!私は特に怪我もありません」

 頬を染めたリリアスは彼の気遣いに感謝した。
 シャルルとララルカが彼女を睨む。彼女達は執務室が崩壊した原因を既に聞き及んでいるのだろう。

「でもさぁ、あのクソゴミどぉーするの?」

「お兄様にこれだけの無礼を働いておきながら…」

『良いよ良いよ。何だか本当に急いでるみたいだし、そっとしておこう』

 そう言う主人は些か寂しそうだ。(やっぱり友達ってなってくれって一方的に頼むものでもないもんね)
 魔王だと名乗った瞬間の、レティジール達の強張った表情が忘れられない。
 旅をしていた時の方が気さくな態度で接してくれていた。

「ふぅ。2人とも、彼らが気になるなら後を追ってみなさい。全てアルバ様の手の中なのよ」

『うん?ふぁあ、僕は少し休もうかな』

 目を擦るアルバにリリアスが頭を下げる。その頃には2人の少女の姿は無くなっていた。

『……勇者と友達作戦は失敗かぁ』

 ブルクハルトの魔王は伸びをしながら独りごちた。
 しかし、悪しき魔王ではないと思って貰えたに違いないと気を取り直す。闘気や戦意が漲っていなかったし、何より見逃してもらえた。
 彼の悩みの一つ、勇者との死闘は回避出来た筈だ。アルバは強く頷き、大きな欠伸を零した。

◆◇◆◇◆◇

 城から命からがら逃げ出したレティジール一行は、街の路地裏で息を整えていた。

「俺達は生きてるのか?」

「ええ…そのよう、ね…」

「はぁ、はぁ…」

 追っ手が来ていないか改めて確認する。
 幸い表通りの街の喧騒が聞こえるだけで、危険な気配はしない。

「まさか…ブルクハルトの魔王だとは」

「ええ。あれ程駆け離れた人物になりすまされたら気付きませんよ」

「でも言葉の端々に悍ましい性格が出ていたな。まるで獲物を嬲るような…」 

 あの悪の巣窟から逃げ出せただけでも奇跡だ。
 魔王を囲む魔族達の冷たい視線が頭に瘡蓋のようにこびり付いている。
 あの赤い瞳の鮮やかな色彩を思い出すだけで足が竦んだ。

「何故魔王は我々を逃したのだと思います?」

 アンドリューが問い掛ける。
 侍らせていた美女、王城に居る騎士、門の前の竜騎士など彼らを捕縛しようと思えば簡単に出来た。
 なのに見逃され、止めようともされなかったのだ。

「泳がせてるのか…?」

 ゼレスは疲労の滲む顔で考えた。

 すると、大通りを覗いていたニナの体が大きく跳ねる。

「りゅ、竜騎士よ…!」

 竜騎士が2名通りを歩いていた。どうやらレティジール一行を追い掛けて来た訳でもなさそうだ。(見回りか…?)
 魔王が所有する竜騎士は治安維持にも貢献している。憲兵とは別の組織にあるが、今や国民は彼らに信頼を寄せていた。

 レティジール達は息を潜めて竜騎士が通り過ぎるのを待つ。
 彼らの背中が見えなくなった頃、アンドリューが大きく息を吐いた。

「心臓に悪いですね…」
 
「王都は奴らの巣も同然よ!早く離れた方が…」

 怯えたニナが体を掻き抱く。
 レティジールも神経が擦り減っているのを感じていた。
 
 頭上をドラゴンが通過する。一同は揃って空を見上げた。
 雄々しい咆哮を上げ稲妻を身に纏ったソレは、先程まで玉座に居た雷神龍だ。
 魔王と一緒に居た時の大人しく人懐っこい面影は皆無で、荒れ狂う暴風のような荒々しさだった。

 子ドラゴンはイリババ山方面へ消え去り、魔王の言葉を思い出す。

「確か狩りの練習をさせるとか何とか」

「狩りってまさか、俺達の事じゃねーだろーな?」

「そんな…」

 恐ろしい想像をしてしまい、4人で青褪める。
 逃した理由がそれだとしたら何と悪趣味な事か。

「また竜騎士が…今度は地竜に乗ってるわ!」

 悲壮な表情のレティジール達の精神は限界だった。こうして死ぬまで嬲られ続けると思うと吐き気さえしてくる。
 そして竜騎士とは反対方向から来る馬に乗った集団を見付け、神が天使を遣わせたのだと錯覚した。

「た、助けてくれ…っ」

「お願いよ!私達を捕まえて頂戴!」

 気付けば憲兵に懇願していた。今までの罪を洗いざらい吐露し、自分達がどれ程の罪人か必死で言い表した。
 剣聖を名乗り金品を巻き上げ、タグを偽り、盗みを働いた。
 
 4人に跪かれ、憲兵達は戸惑いつつ顔を見合わせる。
 憲兵と竜騎士は全く別の組織だ。竜騎士は王に仕え、憲兵は法に仕えている。憲兵に捕まれば魔王の手が及ぶ心配はない。…ない。(ない筈だ。無いと言ってくれ!)

 【白百合】を名乗る偽勇者一行は自首をし、心の安寧を手にした。

◆◇◆◇◆◇

『それでファーゼストへレティの用事ってなんだったの?』

「え、…えっとー、」

 今日は以前から話にあったレティシアが率いるパーティーの昇格祝いをしている。
 王都のギルド近くにある冒険者御用達の居酒屋で円卓を囲んでいた。

「なぁんか私達の名を語る不届き者がいるって話があったんだよなー?」

「そうそう、困ったもんスよ」

 魔導師のセレナ・ビクトールが酒を呷る。
 盗賊のトリクシー・リヴェラ・アドバニーが後に続いた。

「まぁ、行ってみたら逃げられた後だったのですけどね」
 
「ホント腹立つよなぁ」

 聖職者のアナスタシア・ヒルルクが困り顔をする。
 伏野のジャンニーナ・ジョナセルマが腕を頭の後ろで組んだ。

『大変だったんだね。…そう言えば君達のパーティー名って…』

「はっはっは!聞いて驚けシロ?【白百」

「ちょ、ちょっと待ってセレ!グラスが空じゃないッ!ほらほら、今日はシロが奢ってくれるって言うんだから飲まないと損よ!」

 慌てたレティシアが言葉を挟む。
 それを見ていたジャンニーナがニヤリと口角を持ち上げた。

「そーそー。人気者は辛いよなぁ…なんたって剣せむぐむぐ」

「ニーナは口の中が空のようね!?ほら、此処の唐揚げとっても美味しいわよ!」

 大きな唐揚げを口に突っ込み、レティシアは悪ノリしたジャンニーナの頬をツネる。

「ニーナもセレも、あまりレティを揶揄わないであげて下さい」

 アナスタシアが救いの手を差し伸べる。
 その手元には度数のキツいエイムとウィスキーが並んでいた。

「そうスよー、見てる分には面白いスけど」

 エールの入ったジョッキの縁を舐めながら、トリクシーがニヤニヤする。

「面白いってどういう事トット!」

「いやだなぁ、面白いなんて言ってないス。可愛いって言ったッス」

 アルバは賑やかなやり取りを眺めつつ、仲良しだなぁ、と呑気に考える。
 パーティーメンバーの名前に聞き覚えがあったが、特に気に止めなかった。

「まぁ…今後情報を集めて足取りを探ってみるわ」

「人の名を語って悪さするなんて悪どい奴らだぜ」

 セレナが拳を掌に打ちつける。風評被害に腹に据えかねているようだ。

『僕も何か力になれたら良いのだけど…』

「気持ちだけで充分よ。これは私達の問題だから気にしないで?」

 肩を落とすアルバに、レティシアは笑い掛けた。
 彼の、力になりたいと思う気持ちが何より嬉しい。

「良い奴だなシロ!」

「そうだ!レティが選んだ男とは思えない!」

 セレナとジャンニーナが椅子を寄せ肩を組んでくる。
 そして質問攻めが始まった。

「でぇ?シロは究極のマザコンだったりする?」

『え?いや、両親はもう居なくて…』

「彼女は何人?」

『何人?…1人も居ないんだけど……』

 セレナとジャンニーナは互いの顔を見て、「まともだな」と呟く。

「んん?おかしいな…。じゃぁ浮気についてどう思う?突如暴力的になったりする?」

『??浮気…は、まぁ、されたら傷付くかな。ぼ、暴力…?…セレにニーナ、これは何かの心理テストかい?』

 混乱し始めたアルバを放して、2人で頭を寄せ合う。(浮気される側で答えが返ってくるとは)

「普通…」

「普通だな…」

「まともスね」

 経験上レティシアの惚れる男は何かしらの癖が強い。比較的真面な事が返って来るので拍子抜けだ。

「セレ!ニーナ!シロが困ってるじゃない!」

「レティを心配してんじゃねーか!」

 やんや言い合う皆の会話について行けず、置いてけぼりのアルバにアナスタシアがフォローに入る。

「騒がしくてすみませんね、シロさん」

『ううん、賑やかで楽しいよ』

「その、あの子達が色々質問するのも気にしないで下さい。レティは単純で…いえ、純粋で悪い人によく騙されてたので、過保護になってるだけですから…」

『…悪い人に……』

 ポツリと鸚鵡返しにする。
 エイムを一気飲みするアナスタシアの横で、アルバはレティシアに視線を向けた。

 素性を隠している自分は、彼女にとって悪い奴なのではないかと頭を擡げた。見方によってはアルバもレティシアを騙しているのだ。
 だが魔王と名乗った際のレティジール達の反応を鮮やかに思い出す。あれが普通の人間の反応だろう。
 
『……臆病者だなぁ…僕は』

◆◇◆◇◆◇

 今夜はジェニーロの店に泊まると言う彼女達を送った。
 アナスタシアは顔色も変わらずジェニーロと話をしていて、トリクシーは酔いが回ったのか眠そうにしている。
 ジャンニーナは高揚感が抑えられず深夜に大声で歌っていた。
 千鳥足のセレスを店に押し込んだレティシアが、店頭に居たアルバに声を掛ける。

「今日は有り難うねシロ。ご馳走様。皆楽しそうだったわ」

『うん、此方こそ…。レティ、少しだけ外で話せるかい?』

「え?、…ええ」

 レティシアは今夜はそれ程飲んでいない。呂律も回っているし、頬が少し色付いている程度だ。

 ジェニーロの店の先、水路に跨る橋の上でアルバが足を止める。そのまま石造りの手摺りに体重を預け、流れる水に視線を落とした。
 レティシアもアルバの横に並び、同じように水路を目で辿る。
 月明かりが反射して水面が輝いていた。

『…えーっと…』

「食事の時誰かが何か言ったのかしら?」

『…、なんで?』

 何かを察していたのか、的を射ている。
 アルバは曖昧に笑ったが、レティシアは真剣な表情をしていた。

「途中から少し元気が無かったから…。ごめんなさい、悪気は無いと思うの。メンバーの言葉で傷付けたなら謝るわ」

『…違うんだ。皆とのお喋りは楽しかったよ。ただ…、そう。このままじゃ駄目だなって思ったんだ』

 怖がられる事を恐れて正体を隠しているなど、彼女達と真っ向から向き合えていないのではないか。
 レティシアは強い女性だ。冒険者最高ランクのS級まで登り詰めた実力を持っている。
 人間で初めて自らを友と呼んでくれた心優しい女の子だ。

 だからこそ、黙っているのが憚られた。

 彼女の優しさに甘えて、素性を隠し続ける罪悪感が重くのし掛かる。
 嫌われたくない。怯えられたくない。
 鬩ぎ合う感情は矛盾して濁流の如く押し寄せていた。

 レティジール達の怯えた瞳が、自身が化け物であると突き付けられたようで居た堪れなかった。
 (でも、僕の…)居場所はあそこだ。それは他ならぬアルバ自身が望んでいた。
 大事な者を守る為ならば何を犠牲にしても良いとさえ思っている。

 そこにレティシアも入っていた。
 だからこそ胸が痛む。事実を言って嫌われるのが怖い。
 だがいつか言わねばならないと思っていた。

 彼の弱々しい表情に、レティシアは内心で慌てていた。
 明るく励ますべきか、共感して頷くべきか葛藤する。何も出来ずに彼を見上げるだけの自分が心底恨めしい。(気の利いた事を言うの!言うのよレティシア!)鼓舞して奮い立たせたものの、アルバが此方に体を向けた動作で全て忘れてしまった。

『…次に会った時、僕の事を少し話しても良いかな?』

 それはレティシアにとって不意打ちだった。
 彼はずっと何者か気取られるのを拒んでいた。しかし、やっと自分から話してくれようとしている。
 引っ掛かったのは、そう言う彼が非常に意気地のない薄弱な顔をしている点だ。

 高位魔法を操る白髪の青年。
 その正体が気にならない筈がない。

「…無理はしなくて良いのよ?シロ」

『……してないよ。僕が、聞いてほしいだけさ』

 穏やかな口調の裏に潜む恐れの感情を読み取る。

「…分かったわ。でも今じゃ駄目なの?」

『はは、ごめんね。僕も整理して、心の準備をしておかないと』

 素性を明かして何と言われても耐え抜く強靭な精神を整える準備だ。
 アルバは『じゃぁ、話はお終い。連れ出してごめんよ』とニッコリ笑った。

『おやすみ、レティ』

「ええ…」

 手を振る彼に見送られ、レティシアは不安な気持ちで店に向かう。
 無理矢理にでも聞いてしまいたかった。
 彼のそんな表情は見たくない。全て聞き出して、大丈夫だと言ってあげたかった。

『ーー…ぅ、…あれ?』

 突然アルバが口元を押さえる。
 呻き声に、レティシアが気付いて足を止めた。
 彼女が振り返ると同時に、彼は堪え切れない様子でそのまま激しく咳き込む。

『ゲホッ…ゲホ、ゲホ!』

「ど、どうしたのシロ!?」

 駆け寄ったレティシアに『大丈夫』と言い掛けたが言葉にならなかった。
 口元を押さえた手から血が溢れる。背を丸めたアルバは吐血していた。
 赤黒い血が地面にボトボトと落下する。

『はぁ、はぁ…ゴホッ…』

「そんな…どうしたら…!」

 青褪めたレティシアは治癒が出来るアナスタシアを呼ぼうと店へ駆け出す。
 その瞬間、小さな影がアルバを担ぎ上げ空高く跳躍した。

「な…!?シロッ!」

 小さな影の主は空中でレティシアを一瞥する。
 星空を背にして月明かりを取り込む白髪の髪の少女だ。額に稲妻形の角があり、幾重にも衣を纏っている。
 建物の屋根に下駄で飛び乗り、そのまま闇夜に消えてしまった。
 
「ど、どういう事…?」

 レティシアは焦燥に駆られた。

◆◇◆◇◆◇

 屋根伝いに少女が走っている。
 目指しているのは聳え立つ王城だった。

「全く…隠れて付いて来て正解じゃった。主人殿、しっかりするのじゃ」

 アルバの瞼は固く閉ざされている。

「チッ…」

 舌打ちをしたノヴァは蒼い稲妻と共に消えた。












◆◇◆

八章【冒険者編】完結しました。

 此処まで御閲覧頂きまして、有り難う御座いました。少しでもお楽しみ頂けたと言う方は、宜しければブックマークをお願い致します。更新の励みになります!

 ホント中途半端になりますが…、八章完結です。
 8話くらいのつもりが、長くなってしまいました(笑)

 まだお話は続きますので、お付き合い頂ければ幸いです。有り難う御座いました!




次章【キシリスク魔導王国編】予告

 ひょんな事からキシリスク魔導王国の過去へ遡ったアルバ。魔導列車の脱線事故を阻止する為に、過去のジュノへ近付こうとするが…!?
 過去と現在、未来が交差する第九章。
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