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第18話
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ダゴン視点
アリカがイリド伯爵家から出て行き、3カ月が経とうとしていた。
俺は馬車に乗って城へ向かう際に、今まで何が起きたのかを思い返す。
メディナは精神的に追い詰められて魔法学園に通えず、部屋から出なくなってしまう。
イリド伯爵家の信頼は落ちて、俺は国王に呼び出され城に行くこととなっている。
現状は最悪で、俺は頭を抱えながら呟く。
「メディナが連絡用の魔法道具を作ったのではなく、アリカが作っていたことは知られている。アリカを捜索しているというのに、未だに見つかっていない……」
連絡用の魔法道具は壊れ続けて、作ったはずのメディナが直せず新しい魔法道具も作れない。
真実を知った貴族達はアリカが出て行った原因の俺を糾弾して、アリカが戻らなければイリド伯爵家は没落してもおかしくなかった。
「陛下から呼び出されたが、理由は聞いていない。何を言われてしまうんだ……」
これからのことを考えると、不安になってしまう。
そして――城で国王から、アリカの居場所を俺は聞くこととなる。
アリカがイリド伯爵家から出て行き、3カ月が経とうとしていた。
俺は馬車に乗って城へ向かう際に、今まで何が起きたのかを思い返す。
メディナは精神的に追い詰められて魔法学園に通えず、部屋から出なくなってしまう。
イリド伯爵家の信頼は落ちて、俺は国王に呼び出され城に行くこととなっている。
現状は最悪で、俺は頭を抱えながら呟く。
「メディナが連絡用の魔法道具を作ったのではなく、アリカが作っていたことは知られている。アリカを捜索しているというのに、未だに見つかっていない……」
連絡用の魔法道具は壊れ続けて、作ったはずのメディナが直せず新しい魔法道具も作れない。
真実を知った貴族達はアリカが出て行った原因の俺を糾弾して、アリカが戻らなければイリド伯爵家は没落してもおかしくなかった。
「陛下から呼び出されたが、理由は聞いていない。何を言われてしまうんだ……」
これからのことを考えると、不安になってしまう。
そして――城で国王から、アリカの居場所を俺は聞くこととなる。
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