お姉ちゃんで遊んでたらいつの間にか取り返しのつかないことになっていた

「美葉、今日も一緒に寝よっか」
「う、うん……」
 
 そうやって私のお姉ちゃん――岩本遥が私をベッドに誘ってくる。
 傍から見たら姉妹仲がいい、と思われるかもしれない。……いや別に悪いわけじゃないし、むしろいい方なんだけど……良すぎることが問題なんだ。
 お姉ちゃんが私に向けてくる感情は姉妹としての好きじゃなくて、恋愛対象としての好きだ。
 全部私が悪いのはわかってる。でも、私は同性愛者じゃないし、それ以前に、お姉ちゃんに対して……家族に対してそんな感情は無い。もちろんお姉ちゃんのことは好きなんだけど、それは家族として、姉妹としてなんだから。
 ほんとに、あの時あんなことさえしなければ……
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