663 / 673
Ver.6.0 ~揺らぎと蕩けと混ざる世界~
ver.6.1-74 筋肉の宴とハナの舞
しおりを挟む
…少しだけ、アップデートされたアルケディア・オンライン。
ほんのわずかなアップデートだが、それでも色々と変わったところはあるらしい。
一応、メイン部分としては先日のシードたちのような物が出ないように、修正された箇所のほうが多そうだが…他にも、何かとアイテムが追加されたのだ。
「これまであまり目を向けられなかった回復系が増えたか‥‥その他に新規スキル、称号、モンスターの追加などは並のアップデートとちょっと変わらないかな?」
MP切れを起こした件があったので、手に入れやすい回復手段が得られるようになったのはありだろう。
それはそうとして、小規模なアップデートでも出てくる情報には心躍るものもあり、我先にと情報を体験しに向かう者たちもいる。
中には、出回るまでゆっくり待とうとする人たちもいるが、それ以外にも楽しみがあるからとそちらに向かう者たちもいる。
僕らの場合も、新情報よりも今は、こちらを楽しむ…いや、見ているだけならばありのある宴に参加していた。
「祝!!レイドボス討伐フェスティバル!!」
「「「「マッスルマッスル宴だマッスルゥウウウウウ!」」」」
「…祝賀会のはずが、大規模な祭り会場に」
「しかも、右を見ても左を見てもどこを見ても、筋肉だらけ」
筋肉ギルド主催の、レイドボス討伐に関しての祝賀会…改め、大規模な宴の場。
色々とむさくるしいところがありつつも、賑やかさならばかなりあるだろう。
「なお、会場の熱気は氷系スキルを所有している有志のプレイヤーたちによって調節されてます、と…熱中症予防御対策かな?」
どれほどの熱気が生じるというのだろうか、この宴は。
筋肉による筋肉の宴というのは、それほどまでに発熱しまくるというのだろうか。
「ああ、その謎は置いておくとして…会場にマッスルバーンさんと、中三病さんがいるはずだが…」
「人が多くて、中々見つけにくいね」
筋肉の宴というのは、物珍しいのか、外部の人たちも混ざっている気がする。
誰でも自由に参加できるようだが、もう少し整理とかそのあたりをしてほしいかもと思うのであった…
「しかも、装備品販売所とかあったけど、あの筋肉スーツばかりか…」
「これすごいかも。マッスル爆発スーツだって。着用した瞬間、背景に爆発が起きるとか」
「特殊演出付き…んんぅ?これ、監修筋肉ギルドだけじゃなくて…この爆発スーツ、あの欲望変態の者も混ざっているんだけど」
ここ最近やけに見かけないと思っていたが、こんなところに混ざってくるとは。
確かに、変態共の終末期と言うべきような面々の輩とはいえ、どこか筋肉と通ずるような部分もありそうだし、爆発演出は彼らの十八番ともいえるか…
ほんのわずかなアップデートだが、それでも色々と変わったところはあるらしい。
一応、メイン部分としては先日のシードたちのような物が出ないように、修正された箇所のほうが多そうだが…他にも、何かとアイテムが追加されたのだ。
「これまであまり目を向けられなかった回復系が増えたか‥‥その他に新規スキル、称号、モンスターの追加などは並のアップデートとちょっと変わらないかな?」
MP切れを起こした件があったので、手に入れやすい回復手段が得られるようになったのはありだろう。
それはそうとして、小規模なアップデートでも出てくる情報には心躍るものもあり、我先にと情報を体験しに向かう者たちもいる。
中には、出回るまでゆっくり待とうとする人たちもいるが、それ以外にも楽しみがあるからとそちらに向かう者たちもいる。
僕らの場合も、新情報よりも今は、こちらを楽しむ…いや、見ているだけならばありのある宴に参加していた。
「祝!!レイドボス討伐フェスティバル!!」
「「「「マッスルマッスル宴だマッスルゥウウウウウ!」」」」
「…祝賀会のはずが、大規模な祭り会場に」
「しかも、右を見ても左を見てもどこを見ても、筋肉だらけ」
筋肉ギルド主催の、レイドボス討伐に関しての祝賀会…改め、大規模な宴の場。
色々とむさくるしいところがありつつも、賑やかさならばかなりあるだろう。
「なお、会場の熱気は氷系スキルを所有している有志のプレイヤーたちによって調節されてます、と…熱中症予防御対策かな?」
どれほどの熱気が生じるというのだろうか、この宴は。
筋肉による筋肉の宴というのは、それほどまでに発熱しまくるというのだろうか。
「ああ、その謎は置いておくとして…会場にマッスルバーンさんと、中三病さんがいるはずだが…」
「人が多くて、中々見つけにくいね」
筋肉の宴というのは、物珍しいのか、外部の人たちも混ざっている気がする。
誰でも自由に参加できるようだが、もう少し整理とかそのあたりをしてほしいかもと思うのであった…
「しかも、装備品販売所とかあったけど、あの筋肉スーツばかりか…」
「これすごいかも。マッスル爆発スーツだって。着用した瞬間、背景に爆発が起きるとか」
「特殊演出付き…んんぅ?これ、監修筋肉ギルドだけじゃなくて…この爆発スーツ、あの欲望変態の者も混ざっているんだけど」
ここ最近やけに見かけないと思っていたが、こんなところに混ざってくるとは。
確かに、変態共の終末期と言うべきような面々の輩とはいえ、どこか筋肉と通ずるような部分もありそうだし、爆発演出は彼らの十八番ともいえるか…
応援ありがとうございます!
53
お気に入りに追加
1,941
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる