【完結】人さらいと辻斬り将軍 〜徳川家光を誘拐したらなぜか懐かれて道連れに〜
【第12回歴史・時代小説大賞・奨励賞】
訳あって大金を必要としていた男装少女ハチは、夜の江戸城下で身なりの良い若君を誘拐することに成功する。
しかし、竹千代と名乗った人質は、怯えるどころか脅迫状の文面にダメ出しを始める始末。
調子を狂わされながらも父親の名前を問い詰めたハチは、想定外の「宛先」に筆を取り落とす。さらった相手は、天下の徳川家康の孫であり、もうすぐ三代将軍となる男――徳川家光、その人だった!
国家転覆レベルの大罪に顔面蒼白になるハチ。だが、当の竹千代は「上洛軍は行ってしまったぞ。責任をとってくれ」と、なぜか嬉々としてハチの旅路についてきてしまい……!?
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置いてきぼり「若き将軍」× 訳ありの「男装少女」
互いの正体に気づきながらも、すれ違う二人の化かし合い道中記!
◆主な登場人物◆
【男装女子】じっちゃんの手紙と短筒を胸に、旅する男装のハチ。
【辻斬り将軍】ハチの前では子犬系、敵の前では冷徹一閃の若き家光。
【胃痛の護衛】天井裏で白目を剥きながら二人を密かに守る忠臣・稲葉正勝。
将軍宣下を控えた竹千代は、東海道をゆく上洛軍に追いつくのか?!
江戸を飛び出し、舞台は緊迫の中山道へ! 凸凹バディの痛快二人旅、いざ開幕!
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しかし、竹千代と名乗った人質は、怯えるどころか脅迫状の文面にダメ出しを始める始末。
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