傍若無人の悪役令嬢 ―幸せになりたいなら黙って私に従いなさい―

婚約破棄を告げられたその日、
伯爵令嬢ヴァイオレットはただ一つだけ決めた。

――「ムカつくから、全部壊して作り直しますわ!」

汚いスラム街は即日に強制撤去。
住民は番号札方式で難民キャンプへ誘導し、
公営住宅と上下水道と道路は 全部まとめて同時建設。

「非合理は嫌いですの。」

その一言で領地はたちまち黄金時代へ突入。
人口爆増、物流倍増、治安激減。
ついには隣国の視察団まで土下座状態。

しかし国王から国政入りを求められると――

「嫌ですわ。面倒くさい。」

そこへ現れたのは、
唯一ヴァイオレットに歯向かえる俺様第二王子セドリック。

「言い訳ばかりの大人が政治できるか!」
「あなたのほうこそ腰抜けですわ!」

出会えば必ず大口論。
しかし彼だけは、ヴァイオレットの傍若無人を真正面から叱れる男だった。

崩壊寸前の王都、暴走する第一王子派、
迫り来る隣国との国際改革――
二人は喧嘩しながら世界を変えていく。

そして迎えた結婚式。
ヴァージンロードで大口論し、
誓いの言葉すらこうなる。

「一生かけて俺様に従わせてやる!」
「できるものならやってご覧なさい!」

参列者全員
(……ただの大喧嘩なのに、完全に誓い合ってる……)

暴虐令嬢×俺様王子。
口論しながら世界を改革し、愛し合う“最強バトル夫婦”物語。
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