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玲央×央音
しおりを挟むside 央音
なんでもすると言ったら玲央くんの恋人になりました
そのまま俺のベットに連れられたと思えば早速ピンチが訪れた
正直に言う
デジャヴだが俺は腐男子だと言った
それで読んでいくうちに気になったことがあった
果たしてアナルで感じるのは気持ちいいのかどうか、と。
初めは好奇心とノリで始めたことだった
次第に自分が快楽に弱いことを知った
そして現在立派にセルフ開発されていけるようになってしまったこの身体
ただし処女である
セルフ開発したということはそれなりに道具もあるわけで一緒くたに入れていたのが良くなかったのかもしれない
いくつもの道具の中からその手に持つものは最近俺がハマっているエネマグラ
なんでバレたんだ、とか考えたけど多分それは手錠とか足枷とか準備で置きにきた時だと予測がつく
で問題はあれだけ違うんですとか言っておきながらこんな道具まで出てきてしまったことだ
だって説得力なくない?
いくらそんなつもりじゃなかったって土下座したところでその男の部屋からこんなもん出てきちゃったら、ねぇ?
膝の上に乗ってるから逃げられないし意地悪な笑みを浮かべて’なんだろなぁ’と言いながら促してくる
『ちがう、くはないけどえっとあの!説得力ないかもだけど本当に違うの!』
「ん?何が違うの?」
『ぅ~、ッ』
「央音くんのじゃないの?なら誰の」
ストンと落ちた表情にヤンデレだぁと思いつつもそんな悠長な事言ってたらどんな目にあうかわからないから口を開いた
『ぉぉ俺の!』
「へぇこれ明らかこっち用だよね?」
トントンと叩かれるとキュッと閉まるのを感じた
『ぁ…ん♡』
「どうしたの?なんであるか理由も言わなきゃね?」
また意地悪な表情をする玲央くん
俺がその顔に弱いと分かっててのことならタチが悪い
止まることなく指でタップされながら会話を続けろと目で言われた
言うまで止めねーぞという圧も感じる
『ぁ♡俺が、自分で…ッ開発っ♡_してみたかっぁああ♡ゃだ!ん゛ん゛!だから、全部自分のやつなの!』
セルフ開発と言ったら思いっきりぐりっと指が捩じ込まれて慌てて腕を捕まえてからヤケクソになって言う
「なるほどね、ここに誰かの咥え込んだ?」
『んぁ!…してない!』
目に見えて機嫌が良く嬉しそうな表情をされたらなんか胸がギュッとなる
「よし、もう時間も際どいし抵抗したら容赦なく玩具増やすから」
と言ってベットに俺をうつ伏せで転がしなんとも手早く下半身から衣服がなくなってしまった
請われるがままに腰を浮かし足を広げる
「あれ?なんでこんなにやらかいわけ?ねぇもしかして…
さっきの謝罪も嘘でこんなことされんの期待してたんじゃねーの?」
『ゃ…ちがぅ!そ、っなことなぃ♡』
「んー、どうかね?ま、それは置いといて」
愛撫もそこそこに少し弄られただけでズプズプとそのまま玩具を簡単に飲み込んでしまった
「後でたっぷり愛してあげるから頑張れよ」
するりと撫でられただけなのに少しの刺激でも期待して強く感じてしまう
そのまま再び服を着せられてテキパキと片付ける玲央くんをボッーと見ていた
side 玲央
無事会社に返却でき少し離れたところで待つ央音のところまで向かう
色白の肌は色づき俯きながらプルプルと震える姿はめちゃくちゃ愛らしいかった
もう少しその姿を遠くから眺めていたかったけどそのすぐ近くにいる存在に気づき早足で央音のところに向かう
腕を引っ張り急いで腕の中に閉じ込めた
くぐもった声が聞こえたけれど央音の背後で手を伸ばしていた人物を睨みつける
後少し遅かったら後悔することになったかもしれないと思うとあのタイミングで気づいてよかったとホッとした
『待たせてごめんな?大丈夫、じゃなさそうか』
多分今まで耐えてたところに不意に訪れた大きな刺激でトドメをさしたんだと思う
くたっとして意識が飛んで眠っていたためそのまま抱き抱えて駐車場へと向かった
ある意味意識なくてよかったかもなと思いつつ甘イキで震えている身体をそっと後部座席に寝転がせた
しっかり固定してそのまま運転をし自宅へと向かう
幸いそのまま眠ってくれていたためもう一度抱き抱えて移動する
エントランスをくぐり抜けエレベーターホールでエレベーターを待つ
程なくして音が鳴り扉が開いたところに乗り込んだ
ボタンを押して央音がずれてきていたため抱え直したその瞬間
「ひっぃい゛♡」
とデカめの声がエレベーターの中に響き渡った
びっ、くりしたぁ
良かれと思ってやったのがどうやらナカを刺激してしまったらしい
パチクリと何が起こったか分からなさそうな目をしてパチパチを瞬きを繰り返している
意地悪したかったわけじゃねぇがまぁいいか
「あれ?エレベーター?」
『もう少しでつくから』
リーンとなって目的階に到着したことを知らせる音が響く
ここで意識を飛ばされても困るから慎重に揺らぎができるだけ少なくなるように歩いて部屋を目指す
鍵を開けて中に入り込んだら不思議そうな顔をした央音と目があった
「高瀬なの?」
『ん?ああ、そうだよ。高瀬玲央。佐野は仕事名』
「そんなこと俺に言って良かったの?」
『恋人だからね、それに今更だし』
「え?」
『玲央って名前もレンタルサービスで名乗ったことなかったし』
この意味が央音にはわかるかな?
『さて央音、覚悟はできてる?』
「お手柔らかにお願いします」
恥ずかしそうにしながらも期待に満ちた瞳はキラキラと輝いて見えた
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