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141招待状
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「今日は本当にありがとうございました。」
「いえ、喜んでいただけて良かったです。」
ブルネリ公爵の屋敷へ無事にサリナ姫を送り終えると、サリナ姫から手紙を渡される。
「開けても?」
封書には立派な紋章の封がされていて、ブルネリ公爵からペーパーナイフを借りて開けると年明けパーティの招待状だった。
「驚かないのね。」
「パーティが有ることはロダン侯爵から聞いていたので。参加させて頂くと国王に伝えてくれますか。
しかし、こんな立派な用紙で来るとは思いもしなかった。記念に取っておこうかな。」
拓が参加すると聞いてサリナ姫が少し驚いていた。
「ここで驚くかな?俺が何もする気も無く、貴族に興味も無いと分かってもらった方が後々楽だからね。」
「そんな簡単な話では無いわよ。」
「だろうね。ただ、一度も顔を出さないでいる方が面倒なことになりそうだし。
大丈夫。俺を見たら残念に思われて終わるよ・・・あっ、自分で言って傷ついたかも。」
「まったく。分かったわ、何かあれば私も助けるから。ガラさんとレオさんは来られますか?」
急に振られてガラとレオは何を言っているのか分からずにいた。
「拓の付添人として来られるかということです。
参加者は2名まで付添人を付けられて、控え室で待機となりますがパーティと同じ料理が出ますよ。」
拓としては自分の面倒事に2人を巻き込むことを嫌ったが、
「拓、俺達が付いて行っても良いか。貴族が拓をどう考えているのか何か情報が得られるかもしれない。」
「来てくれるのは嬉しいけど、そんなの気にしなくて良いよ。食事を楽しんで。
俺も適当に話して、食事を楽しむつもりだから。
貴族だって、暇じゃないから俺に余計な時間を割くことはしないよ。」
拓の様子を見て、ガラとレオは今後の拓の為にも情報収集を行うことを決めた。
最後に護衛組と握手をして分かれたのだが、パウロとヨーゼフそしてソードは意味ありげに強く握りしめてくれる。
ガラとレオに悪いと思いながらも、拓は喜んでしまった。
次の日、OZは宿での宿泊は終わりにし森へと向かった。
3人で魔獣を退治し続け全てをアイテムボックスにしまい、夜はテントで生活を続ける。
「一応、俺が必要と考えたものは用意してあるけど、長期生活をして不自由が有れば指摘を宜しく。」
このままひと冬、テントで過ごす予定でいた。
ただ、拓の最大の目的は音の遮断もされ、快適な室温の中でガラとレオとの肉欲の生活だ。
一日中、裸で過ごし、どんなに声を出しても全く問題のない空間。
あえて王都で宿に泊まるなんて考えられない。
「風呂に入ろうぜ。湯に浸かるって気持ち良いよな。」
レオが服を脱いで風呂へ向かうのを、拓が満足気に眺めていた。
素っ裸も良いが、何か身に付けた方が良いかもしれないと考えていると、風呂場からレオが呼ぶ声がする。
「拓、わりぃが風呂に湯を張ってもらえないか。
2人もさっさと来いよ。皆で入るサイズの風呂なんだろ。」
当然、湯は流してある。
魔道具が付いているので湯を出す事も出来るのだが、浴槽が広く時間が掛かるので拓が魔法で対応している。
「いえ、喜んでいただけて良かったです。」
ブルネリ公爵の屋敷へ無事にサリナ姫を送り終えると、サリナ姫から手紙を渡される。
「開けても?」
封書には立派な紋章の封がされていて、ブルネリ公爵からペーパーナイフを借りて開けると年明けパーティの招待状だった。
「驚かないのね。」
「パーティが有ることはロダン侯爵から聞いていたので。参加させて頂くと国王に伝えてくれますか。
しかし、こんな立派な用紙で来るとは思いもしなかった。記念に取っておこうかな。」
拓が参加すると聞いてサリナ姫が少し驚いていた。
「ここで驚くかな?俺が何もする気も無く、貴族に興味も無いと分かってもらった方が後々楽だからね。」
「そんな簡単な話では無いわよ。」
「だろうね。ただ、一度も顔を出さないでいる方が面倒なことになりそうだし。
大丈夫。俺を見たら残念に思われて終わるよ・・・あっ、自分で言って傷ついたかも。」
「まったく。分かったわ、何かあれば私も助けるから。ガラさんとレオさんは来られますか?」
急に振られてガラとレオは何を言っているのか分からずにいた。
「拓の付添人として来られるかということです。
参加者は2名まで付添人を付けられて、控え室で待機となりますがパーティと同じ料理が出ますよ。」
拓としては自分の面倒事に2人を巻き込むことを嫌ったが、
「拓、俺達が付いて行っても良いか。貴族が拓をどう考えているのか何か情報が得られるかもしれない。」
「来てくれるのは嬉しいけど、そんなの気にしなくて良いよ。食事を楽しんで。
俺も適当に話して、食事を楽しむつもりだから。
貴族だって、暇じゃないから俺に余計な時間を割くことはしないよ。」
拓の様子を見て、ガラとレオは今後の拓の為にも情報収集を行うことを決めた。
最後に護衛組と握手をして分かれたのだが、パウロとヨーゼフそしてソードは意味ありげに強く握りしめてくれる。
ガラとレオに悪いと思いながらも、拓は喜んでしまった。
次の日、OZは宿での宿泊は終わりにし森へと向かった。
3人で魔獣を退治し続け全てをアイテムボックスにしまい、夜はテントで生活を続ける。
「一応、俺が必要と考えたものは用意してあるけど、長期生活をして不自由が有れば指摘を宜しく。」
このままひと冬、テントで過ごす予定でいた。
ただ、拓の最大の目的は音の遮断もされ、快適な室温の中でガラとレオとの肉欲の生活だ。
一日中、裸で過ごし、どんなに声を出しても全く問題のない空間。
あえて王都で宿に泊まるなんて考えられない。
「風呂に入ろうぜ。湯に浸かるって気持ち良いよな。」
レオが服を脱いで風呂へ向かうのを、拓が満足気に眺めていた。
素っ裸も良いが、何か身に付けた方が良いかもしれないと考えていると、風呂場からレオが呼ぶ声がする。
「拓、わりぃが風呂に湯を張ってもらえないか。
2人もさっさと来いよ。皆で入るサイズの風呂なんだろ。」
当然、湯は流してある。
魔道具が付いているので湯を出す事も出来るのだが、浴槽が広く時間が掛かるので拓が魔法で対応している。
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