俺のスキルは《硬化》。紙をちょっと硬くするだけの外れ能力……だったはずなのに!? ~追放された俺と王都最弱の問題児ギルド~
異世界に転生して十六年。
チート能力で無双して、美少女たちに囲まれて、誰からも慕われる正義のヒーローになる。
そんな夢を抱いていたジーク・エヴァンスだったが、現実はそう甘くなかった。
剣も魔法もからっきし。唯一の固有スキルは、紙をちょっと硬くできる程度の《硬化》。
おまけに、正義感が空回りして王国軍に喧嘩を売った結果、念願の冒険者ギルドをわずか二週間でクビになってしまった!
再就職活動も全敗。
そんなジークが最後にたどり着いたのは、王都最弱と名高いギルド『紫苑の猫《アスターキャット》』だった。
ところが、そこはとんでもない問題児たちの巣窟だった!
金にがめつい、見た目幼女のギルドマスター。
美人のお姉さんにしか見えない、元結婚詐欺師の女装男。
親友殺しの罪を背負う、引きこもりの元S級冒険者。
しかも、契約書には「ギルドマスターの許可なく脱退不可」という極悪条項まで!?
「こんなギルド、絶対に間違ってるだろ!!」
しかし、そんなジーク自身も、口が悪くて喧嘩っ早い立派な問題児。
騙し、騙され、喧嘩して。
時にはぶつかり合い、それでもなんだかんだで一緒に冒険へ出かける。
これは、正義の味方になりたい半端者と、社会からはみ出した訳ありの仲間たちが繰り広げる、騒がしくもちょっと真面目な異世界ギルドファンタジー!
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