優しい噓の檻の中
政略結婚から逃れ、最愛の恋人・創介(β)と生きる道を選んだ晴(Ω)。
晴は創介への操と誓いの証として、他のαを拒絶する『番防止の首輪』を嵌め、郊外の一軒家で慎ましくも温かい同棲生活を送っていた。
しかし、3年前に起きた重度ヒートの事故以来、晴のヒートのピーク時は「視覚刺激を遮断する」という名目で真っ暗な寝室に閉じ込められるようになる。
暗闇の中で無言のまま激しく自分を抱き、熱を鎮めてくれる相手を創介だと信じ切っている晴。
でも、実際は……。
二人の「優しい嘘」の中で幸せを信じる晴――誰も悪くない、歪で切ない共犯関係の檻が幕を開ける。
柊木 晴(ひいらぎ はる) / 23歳・Ω 家具職人。
創介への愛と操の証として『番防止の首輪』を身につけている。
瀬名 創介(せな そうすけ) / 23歳・β
晴の同い年の恋人(会社員)。
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