偽筆の濡れ衣で文書院を追われた筆跡鑑定官ですが、司法卿の侯爵が「君の目こそ国の証人だ」と隣に望みました〜今さら泣きつかれても、もう遅い〜
十年間、私の鑑定はすべて上司の手柄にされてきた。声を上げれば減俸、黙れば忘れられる。そんな文書院で、私はとうとう偽筆の濡れ衣を着せられ、たった一枚の解雇通知で追い出された。けれど拾い上げてくれたのは、国の裁きを統べる司法卿の侯爵。「君の目こそ国の証人だ」と、彼は私の名を、初めて記録に刻んでくれた。奪われた資料、着せられた濡れ衣、そして御前査問――十年封じられた私の目が、いま王の御前で、すべての嘘を暴く。今さら見込み違いだったと泣きつかれても、もう遅い。爽快ざまぁと溺愛の完結物語。全十話。
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